第51話  赤林檎
バイト先での体験です

休憩に入るとき事務所の鍵を開けて入ります。入っても鍵はかけません。
なのに…
鍵がかかっているのです。
始めは他の人が気付かずに外から閉めたものだと考えました。
でも、同じ事が何度もあるのです。
他の人にはそんな体験は無いようです。

しばらく警戒して出るときにドアノブを見るようにしていました。
それ以来そんな現象は起きませんでした。

でも忘れた頃にまた起こったのです。

休憩に入るのが怖い今日この頃です。
番外 管理人
それは怖いですね。
聞いたことのない話ですが。鍵を掛ける時はどうしてもかちゃり、とか音が
しますよね。音はしないんでしょうか。
考えうるあらゆる可能性を潰してから、最後に霊現象ではないかという結論になるわけですが。
まだ検証の余地があるかもしれないですよ。
人為的なものなら誰かの悪質な悪戯、物理的なものならドアの故障が考えられますね。
上司に頼んで一度業者に点検してもらってはいかがでしょうか。
それで正常なら物理的な線がまず消えますから。
第52話 樹海その1  結城
これは恐怖体験と言えるのでしょうか。
これは私が実際に体験した話です。
私は広い湖に行きカヌーを楽しんでいました。
親友と2人で乗っていました。
カヌーに乗る前そこの管理をしているおじさんが妙な事を言ったのです。
「やめてぇおけぇ湖は危険じゃぁ・・・」
しかしそこの管理をしているおじさんの娘と見られる人が
「大丈夫よ。楽しんでいらっしゃい」といったので
私は気にせずカヌー乗り場に行きました。
しかし今日1日は他の客がいないと聞いていたので樹海の近くまで行っていいと言われました。
私は親友と話しながらカヌーを満喫していました。
しかしふと遠くのほうを見ると若い女性と見られる人が1人で樹海の近くへ行こうとしていたのです。
私は迷わずその女性のほうへ向かいました、
しかし近づくに連れ女性の姿は消えていき、でも私は女性の事で頭がいっぱいで無意識に追いかけていたのです。
それがあの世への樹海だと知らずに・・・。


第53話 樹海その2  結城
樹海の近くまで来て女性が消えた事に気がつきました。
そして振り返ると友人がぐったりと倒れていたのです。
私は急いでどこかの岸に上がろうとしました・・・。
しかし湖の真ん中という事で近くには薄気味悪い樹海しかなかったのです。
私の頭をふとよぎったのはここの湖の管理をしているおじさんの言葉でした。
私はなにがなんだかわからなくなりました。
するとライトが一瞬私の顔を照らしました。
見ると1人の男の人が声を上げています。
「誰かいないかー!!いたら返事をしろー!!」
私はその人に助けを求めました・・・。
そしてその人に今までの事をすべて話すと・・・。
「え?ココはカヌー乗り場だけど管理をしている人なら確か2年前になくなったって聞いたけど・・・」
私の頭の中にはカヌー乗り場にいた人たちそして謎の女性の遣り遂げたかった事がわかりました。
あの世への道連れだったのです・・・。
嘘っぽいお話と誰にでも言われるのですがこれは私が体験した恐怖の一部始終です。
このあとにも次々と怪奇現象が起こりました・・・。


第54話 渦巻き レイナ
ちょっとビックリした恐怖体験;
先日、某古本屋へ兄と出かけました。車で1時間ほどの場所。
もうすぐ到着という時、道路に2羽のカラスが何かオレンジ色の物を
ついばんでいました。
車で近づくと、それは猫の死体……。白に茶色と焦げ茶の柄の猫。
オレンジに見えたのは太陽光で光ってでしょう。
そしてその日の夜。眠ろうと目を閉じると真っ暗な目の前に猫が浮かびました。
私はなぜかその猫から目が放せませんでした。
その猫の目がおかしいんです。普通の猫の目ではなく、眼球が渦巻き。
よく果樹園や田畑で鳥除けに使う目玉の様に、黄色、黒、黄色、黒と
◎模様になっていました。
そしてその猫は微動だにせず、私を睨みます。
やっとの事、目を離すとその猫は消えていました。
人間の幽霊と違って、動物(特に猫とか)は怖かった;
第55話 こっくりさん 結城
私は友達がどうしても「こっくりさん」をやりたいと言うので
友達に付き合わされることになりました。
これが恐怖の始まりでした。

放課後、理科室の庭の石の上でやりました。
しかし10円玉は動かずに止まったままでした。
次にランチルームというところでやりました。
そのときも動かずに止まったまま・・・。
しかし3回目の玄関でやったときは動きました。
しかしこっくりさんというものは
人間の思い込みから起きる筋肉の動きにより動くものと化学的に解明されていました。
私はその事を知っていたので動くはずもないと思っていたのですから・・・。
その時に問いかけた質問は「ウサギを探しています。何処にいるか教えてください」
と言うことでした。
そして「はたけ」と言う文字になり「北」を指しました。
北側の畑に次の日行って見ると本当にいなくなったうさぎがいたのです。
そのときは驚きました。本当にあたったのですから・・・。
                        
第56話 電化製品と霊 レイナ
恐怖体験と言うか、ちょっとした質問なんですが
よく霊は電化製品に映りますよね?テレビとか、後ラジオに声が出たとか…。
私はそう言うのが怖いので、室内の電化製品は一箇所にまとめて置いています。
部屋中に分布させると、それぞれの製品から発せられる電磁波や静電気?などが
部屋中に渦巻くのが怖いからです。
時計もそうです。私の部屋には壊れた壁時計があります。限定物の非売品で
もったいないので飾っていますが、代わりに小さい時計を使っています。
しかし小さすぎて見えないときもあるので、もう一つ時計を飾っています。
ですが、その時計同士が時間の歪みを作るんではないかと考えてしまって(考えすぎ)
時計も三角形の位置に配置していましたが、今では一直線に置いています。
電化製品も一直線…と言うか一ヶ所の壁面に置いています。
テレビ2台にビデオデッキ2台。ゲーム機にDVDプレーヤー、スピーカーシステム。
テレビは一台は一人暮らしの時に使ったもので、ゲーム用に使っていて
ビデオデッキも兄から最近貰いました。
増えていく電化製品や電磁波?にいつか霊が集まって来るんではないかと恐怖です。

相変わらず私の部屋からは神社が見えます…怖いですよ…;
第57話 新築なのに…?チェリー
身留苦さん、お久しぶりでございます。

あの霊感彼氏の職場でまたまた霊が現れ、目撃者も多いと言う事で大騒ぎになっているそうです。
モーレツに忙しいらしく連絡を取れずにいるので詳しい事は解らなくてゴメンなさい…。
ちなみに今は、私立病院の新病棟建設の仕事をしています。
旧棟とほぼ隣接する形で新棟を建てています。
その霊というのは古い病棟との因果関係か、土地にまつわる方なのか…。
いずれにしてもそんな話を聞いてしまったら、もう怖くてその病院には行けません〜(汗)

第58話 某ライブハウスにて…チェリー
今夜、知人のミュージシャンのライブを見に行きます。
それはとても楽しみなのですが…実はそのライブハウスが問題です。
地元の音楽関係者や音楽好きの人の間では、昔から「出る」と有名なのです。
私も何人もの人から聞きました。みんな一貫して「女の幽霊が出る」と言います。
客席で目撃されたり、雨が降ったわけでも何かをこぼしたわけでも無いのに床が濡れていたり…。
今日ライブを行う知人は以前、ライブ終了後に霊感のある人から「ライブ中ずっと斜め後ろに女が立ってたけど…」と言われたそうです。

その店に、あるいは出演者の誰かに想いを残しているのでしょうか…。
いずれにせよ今夜は何事も無くライブを楽しめますように…!と願うばかりです。

追記
非常に私事ですが、私も音楽をやっていて最近上記の知人のバックコーラスをつとめさせて頂く事が決まりました。
いつか私もこのライブハウスでライブをやる事になった時、万が一見えてしまったら…。
色々と想像すると怖いです〜…(涙)

第59話 逆位置 レイナ
最近、心に響く心霊恐怖体験してないなぁ…。望むのもどうかと思いますが。
ただ怖かったのが、3日ほど前タロットカードで占いをしました。
占いを始めて、初めて展開した全部が逆位置に出た事です。
10枚中、全部。二回目も10枚全部が逆位置でした。これって確率的には凄いですよね?
「カードが怒った」と恐怖でした。一度機嫌を損ねると、ほとんど的中しなくなります。
なので今のカードは二代目のカードです。
その辺、タロットカードは興味深い物があります。
第60話 血だらけ 諏屍火
えっと本題ですが(本題?)、身留苦さんは巫女って聞くとどういうことを思い浮かべますか?
友達は、
「卑弥呼?」
だそうです(滝汗)。
いや、卑弥呼って・・・(汗)。
まぁ確かに昔は(今も?)自らをトランス状態にして神を乗り移らせて言葉を告げたり(神託)するけどさぁ・・・。
ウチの場合は違うんだよね。そんな夢のようなこと(?)ができたらとんでもないよ。
でも巫女は巫女だから、神と人の間の女だしね。

あ、そういえば昨日すごいの見ちゃいました。
神社のまわりで犬の散歩させてたら、森の奥のほうの薄暗い所に女の子が1人座ってて、
なんか手を組んで、祈ってる?みたいな・・・。
じいっと見てたら、顔を上げたんですよね。そしたら私ぞぅっとしちゃいました。
服も血だらけ、顔も手も血だらけ。目は人間かと思えないくらいの紅蓮の色。私が退けてたら、
「私は、悲しい、苦しい・・・。」
と言って血の涙が・・・!!
私が後ずさりしたら消えましたが、ビックリ・・・。
なにが悲しかったのかはわかりませんが、なぜか同情してました。
ちなみにその子はフランス人形みたいな服着てました。