第11話 チュー 童子

昔々の戦時中の事です、おばぁは若き女学生、遠い学校まで歩いて通っていました。
その通学路には近道があるのですがみんなが恐れる道だったのです!
その近道には林に囲まれた神社があり。。。。。。
その神社にいつしかチュー(仮名・ゴメン!肝心な名前忘れた)が住み着くようになり
そのチューに血を吸われると気が狂ってしまうという噂がありました!
実際学校にもチューに襲われたと噂された女学生がいたらしいです!
その子は今となっては原因がわかりませんが本当に精神に異常があったらしいです。
しかしおばぁは噂と受け止め面白がって神社の道を友達とダッシュで通り抜けたそうです。
昔は田舎だった為近所の噂が主な情報源だったので確かな情報とは言えません。
しかしその話しを一緒に聞いていたおじいも
確かにあの神社にはそんな話しがあったと
おじいも言ってました(当時おばぁとは他人)。
今でもその神社はあるのですが林は畑にされ小さな木々に囲まれたさびれた神社になっています。
この話が本当に噂だったのかあるいは真実だったのか今となってはわかりませんが
おばぁは青春時代の思い出を微笑みながら語っていました。

やっぱり気になって眠れないので今!チューの名前聞きました。
おばぁはとっくに起きているので簡単に聞けました。
その名は単純、チドリ(血取り)です!名前らしい名前はないそうで…

えー、ついでに全く関係ない話しも聞きました。
戦時中は砂糖等、甘いモノが手に入らない為
スイカの実を煮詰め甘い汁を作り、それに小豆を入れ更に煮詰めアンコを作ったらしいです。


おばぁの豆知識。。。。

第12話 声・・・  爾子
私が、体験した事です。
ある日、自分の部屋にとじこまっていたときに、何かの声がしました。
「なにかな?」とおもい、よくよく聞いてみました。
すると「あそぼ・・・・」と聞えました。
私は「だれ?」と聞き返しました。
「あそぼ・・・・」と又聞えました。
こんどは、さっきよりも怒ったかんじがしました。

第13話 運命 まちこ
私も運命を感じたことがあります。
エレベーターに乗ってて、ここで出会う人と何か新しいことが始まるんじゃないかって
直感して身震いしたのを覚えています。急に心拍が上がって動悸が
して・・・強い『何か』を感じたんです。
自分の人生を変えるお付き合いをそこで知り合った人と経験しました。

結婚する時もそうでした。
こっちは何の意識もありませんでしたが、何故か気になるんです。
愛情よりも先に『何か因果関係のようなもの』を感じました。
誰かに引き合わされた感じがしたんです。そして、結婚したら全てが
うまくいくからって。
そんな後押しを受けたような感覚に襲われたんです。
ご先祖様かも知れないし、守護霊なのかも知れないし、誰なのかわから
ないんだけど、とにかくそうした感じを強く受けました。
付き合って1週間で結婚を決めて1ヶ月後には両親に挨拶。次の年結婚。
まさに電撃結婚でした。

でも、今は平穏無事な生活を送っています。本当に不思議なんだけど
『運め』っていうのはあると思いました。勿論、細かいところで変える
ことはできるんだけど、運命っていうのはあると思います。

大まかな筋は決まってて、転生輪廻を繰り返しても同じように生きて
いくんです。私はいつも『中途半端』で終わってしまうことを自分の
中で悔やんでいます。
きっと前世でもそうやって悔やむことがあったんだと思っています。
これを克服できたら、来世ではきっと違った運命を迎えられるんじゃ
ないかなって、ふと思うことがあります。

不思議ですよね(^_^)


第14話 最初で最後の幽体離脱体験  ピョン吉
小学校の頃、自宅で自分が体験した話です。

自宅の6畳間で睡眠中、まだ夜中だったと思うのですが、ふと目覚めた時のことです。
自分の頭の上で人の声が聞こえるのです。
それも数年前に死んだ父親の声のような気がするのです。
『あれ?夢を見てるのかな?』と思っていた矢先
突然、体が寝ている状態のまま(仰向けで片膝を立てた状態)スーっと天井に向かって浮き上がり、
頭を軸にして左方向に向かって回転をはじめたのです。
自分では何がなんだか訳が分からず、内心パニック状態!
幸か不幸かその時は目を開けていませんでしたので、
と言うか開けて本当に体が浮いていたら怖いので、そのままの状態で寝てしまいました。
今にして思えば、目を開けて現実を見ておけば良かったと後悔しております。

それにしても、浮上がる時の感覚は一生忘れることは無いでしょうね。
あっと思った瞬間、簡単にスーッと浮上がりましたから(笑)
第15話 消えた犬  夜鬼
あれはそう去年の今時期。
家の近くに対岸まで100Mくらいの川があるんです。
そこは海に近く潮の満ち干きがあり、ちょうど水がほとんどない状態のことでした。
いつものように川沿いの道を歩いているとなにか違和感がある。
よく見ると川のど真ん中に犬が立っている。
その犬はずっと私の方を見てるんです。
そのまま2分、3分ぐらいでしょうか。 
ずっと見てたのですが犬はまったく動かない。
それから少しだけ目を離したんです。(2、3秒)
そしてまた犬の方に目を向けると・・・消えている。
その場所はすごく見通しがよく隠れるような場所もありません。
かといってそのわずかな時間で川からあがれるとも思えません。

恐くはないですがちょっと不思議な体験でした。
第16話 閉じない ががががががSP
友達が事故で死んで、霊安室いくら手で顔を覆い隠してもで死んだ子の目が閉じなかった。
第17話  まちこ
夢も・・・その存在自体不思議ですよね。
フロイトは『夢に出てくる見知らぬ人は、自分が過去にすれ違っただけの人だったり、
意識はしてなくとも視覚から入った脳の記憶なのだ』といいます。
それでは、目の見えない方は夢を見ないのでしょうか?

脳には死ぬ間際に1度しか働かない部分があるといいます。
臨死体験と何か関係がありそうな気がします。

人間の意識は、生ける人も死んだ人も全てが1箇所で繋がっていて、
それぞれ脳を媒体に伝えられるんじゃないかって考えたことがあります。
虫の知らせも、臨死体験も、霊体験も、
それを伝えようとする『意識』が脳を媒体にして本人に『夢・幻』を見せているんじゃないかなって。
だから、見える人、見えない人がいるんじゃないかって。

戦国時代の武者が何百年も同じ思いを秘めたま「首を切られて苦しい」等、
諦めることなく訴えつづけていられるのは『脳』という媒体がない
からなんじゃ!?って思います。
強い意識を制御する装置が『脳』なんじゃないかなって・・・

世の中不思議だらけです。

第18話  鈴蘭
1ヶ月前に体験した話です。

ある日の夜、弟と犬の散歩に行き、家の近くの公園の所までたどり着くと、そこには、お父さんが立ってました。
でも、なぜかお父さんの足がなかったのです…。
えっ?!思い、弟と近くまで寄ってみました。
そしたら、お父さんは一瞬のうちに消えてしまったのです。

私と弟は急いで家に帰りました。そこにはちゃんと両足で立っている父が居ました。
弟と私はホッとしてました。

次の日、お父さんは朝一で、仕事に出かけていきました。
その日の夜、いくら待ってもお父さんは帰ってきませんでした。
その時、一本の電話が入ったのです。
お母さんの、顔が、見る見るうちに真っ青になっていきました。
その電話は、お父さんが自己に巻き込まれて両足切断の知らせでした。

あの公園で見たお父さんは、私達に告知してきた物だったのでしょうか…



第19話 金縛りの証拠 おかピー
えっとぉ…なんかまた変なことあったので報告…

昨日の夜は最低でした。くだらない夢のオンパレード!!
夢だとわかっているのに意味不な行動を続ける夢。
夜中に父に説教される夢。夜中に母に(以下略w)。
とりあえずほとんどが夢だとわかる状況でした。

そんな時です。
気分悪い夢から覚めた瞬間。
動かない。金縛りかな?
よっぽどのことが無いと金縛りには合わないタチ。
それが肉体的物か霊的物かは別として。
真言やら効きそうなものを片っ端から唱える私。
だんだん周りががやがやしてきた。
夢かもしれない。
上は見たくない。
何かが居るかもしれないから。
横を向いたまま必死に指から力を出して動かそうとしました。
小指があともう少しで動く!
よし!動いた!!
その瞬間金縛りがとけました。
上は見ないようにしていたのに横にビニール袋のようなふわふわした物が浮いていました。
そしてだんだん薄くなって消えました。

夢かもしれない!
よし、証拠に腕に「金縛り」って書いておこう!

朝、目覚ましの音で目が覚めました。
顔を洗った時気がついたこと。
腕にはサインペンで「金縛り」としっかり書いてありました。
夢じゃなかったみたいです…
第20話 これってなに・・・? S
私が,四年生のころの話です。
私は,霊感が強いのでよく幽霊おみます。
私は水泳に通っていました。水泳はバスが迎えに来ます。
あるとき,バスがトンネルの中に入りました。
ひょいとバスの窓から顔出してみるとバックミラーが見えました。
するとそこには,自分の顔ともう一人別の顔がありました。
わたしがぎょっとすると

にやっ

と笑って消えました。