第91話 古い社宅の怪その1 稲川来多楼

かれこれ10年以上たちますかねエ・・・

当時高校生だった私は、
良く友人、仮に奥山君としておきます。
の家に泊まらせてもらったりしていたんですよ。

彼の家ってむか〜しからある社宅だったんですよ。
木造で壁の板なんか、もう黒ずんでいて、見るからに古いんです。
家の中も結構すきま風なんか入ってくるんで寒いんですよ。
その家が、ダーって並んでる。
周りは山で、今思うと無気味な光景ですけどね・・・

で、彼って家族と一緒に住んでいたんです。
寝る時だけその家じゃなくて、向いの空家になった社宅を借りて寝てたんですけど、
ちょうどそこがイイんですよ、遊び場に。パーティーなんかやったりとかして。
そこの奥山君の部屋は、台所改造してあるんですけど、
その台所って昔、外から入れる用になっていて、壁も薄いんです。
だから寒いし、外の音もよく聞こえる。
奥山君そこでよく不思議な体験したって話してくれてたんですよね・・・

第92話 古い社宅の怪その2 稲川来多楼
まあ、その日も週末に泊まらせてもらうことになって・・・冬だったんですよ。
寒くてね、雪も積もってましたからね。
タタミ2枚くらいの部屋にコタツつけて、テレビみながらお菓子つまんで話してたんですよ。
もう深夜です。
「こんな恐い事あったんだ」なんて・・・・結構もりあがった・・・・
そしたら、彼が言うんです
「ちょっとまった!テレビ消して!」
私、彼の異様さにすぐ気付いてテレビ消しました・・・。
「聞こえなかった?」
・・・・・・・・・・・。
二人、目を合わせたまま、じ〜・・・・・

「カサッ」
壁の向こうから聞こえる、かすかに。二人の目は壁を直視です。
壁の向こうって外ですからね。
雪つもってるし誰か来たら足音でわかるんですけど、そうじゃない。
また「カサッ」
聞こえる。今度は壁のすぐそこなんですよ。目の前です。
また『カサッ、カサッカサッ』
動物と思ったんですけど、違う。
お互いわかるんですよ、違うっていうの。

二本足で歩いてる。それも小さい足なんです。

ゾクゾクってしましたよ!得体の知れないモノに。
 「カサッカサッカサッカサッカサッ」
二人してパニックですよ。心のなかで・・・
声出せないですよ、動けないし。音出したら見つかると思って。
第93話 古い社宅の怪その3 稲川来多楼
しばらく音が目の前で止まったままなので、
 「窓開けて外をみよう」って事になった。(じゃんけんで私が;;)
ちょうど音が止まった場所の上に小さな窓があったんですよ。ちょうど立って顔が出せるくらいの。
そ〜っと立って、ガッと開けてパッてみたら、
な〜にもいない。
雑草と笹がボワーって生えてて、雪がかぶってるだけ。
足跡らしきものも、ないんですよ。
 「何もないよ」奥山君とおかしいなアなんて話してた。
突然、玄関で音がしたんです。「なんだ〜?」
玄関って、この部屋の隣にあるから音が良くきこえるんですよ。
すると、ガラガラって少し開く音がしたんです。!
と思ったら、
 「ドス〜ン」!!!!
重いものが玄関の床に落ちたような音!
誰かが座ったんだと思いました。分かったんですよ、何となく。
一気に寒くなりましたよ。もう二人動けない。
すると、隣の部屋で畳こすって歩く音がするんですよ。
6畳の部屋で中央にテーブルが置いてあるんですが、そこをグルグル回ってるんです。
そのまま疲れて寝てしまいましたけど
恐かった〜!!!
いったい何だったんですかね?
第94話 阪神大震災の前日 ととちゃん
別に自分では特殊な能力とは思ってないけど、
阪神大震災前日の朝9時ごろ夢で見たよ。
その夢はこんな感じ…
真っ暗闇にテレビが一台ポツンと置いています。
テレビ画面は真っ黒です。
その真っ黒な画面の左上端に
赤い文字で

大阪 4

と表示されているのを見て目がさめました。
家族に「地震が来るから気をつけてね」って言っておいたんですが、
その翌日時にデッカイ地震が来たんでビックリしました。
ちなみにおれんところは震度4でした。
第95話 浮く金縛り 童子
はじめましてこんばんミ!
》91 92 93
かなりソソりますね!友達がいなくて一人だったら狂ってしまうかも!?

私の変わった体験は金縛りです。
どこが変わっているかと言うと体が固まったまま肩や腰が浮いたりして、しまいには体全体が浮くのです!
その時期は金縛りによくなっていて力を入れればすぐ解けたのです
が珍しい体験だったので楽しんでみました!
第96話 赤ん坊 童子
たぶん心霊体験ではないと思いますが他にも電気のついていない部屋が青白く光っていたり
赤ん坊の産声が聞こえた時もありました。
さすがに赤ん坊の「ゥンギャーッウンギャーッ」は怖かった・・・



第97話 紙飛行機  kon
浮く金縛りですか。偶然にもこの間、似たような話を本で読みました。
その人の場合は、金縛りと同時に天井にまで浮かび上がり、
聞いたことの無い男の声まで聞いたそうです。しかも、実際に
浮かんでいたらしいです。(何故分かったかと言うと、浮かんだときに
蛍光灯の上に紙飛行機が乗っかってるのを見たから。
翌朝子供にせがまれて蛍光灯の上を見たら、本当に乗っていた。)
第98話 夢の話 鼻巻
怖くはないんですけど。
すいませんちょっと思いだしたこといっぱいあったので、新参者の他愛もない話だと思って聞いてください。

記憶に残る限りでは一番古い夢です。
多分2〜3歳ぐらいだったと思います。
その日昼寝をしてた私は、突然右足の激痛に気付きました。
布団を持ち上げてみると、なんと真っ赤な目をした白い蛇が、私の右足の親指を噛んでいたのです。
右足からは血がダラダラと流れ、布団は血で真っ赤に染まっていました。
当然幼い私は大声をあげて泣き出し、それで目が冷めたのですが、
あそこまでリアルな夢は今まで見たことがありません。
私の悲鳴を聞きつけた母が、
「それは神様(白蛇?)がアンタのこと守ってくれてるんやね」
と言ってくれたので、気持ちを落ち着けることができました。
本当に守られてるのかどうかは不明ですが(笑)、20年以上経った今でも鮮明に覚えている不思議な夢です・・・。
第99話 映画館に棲むもの ちぇん
うちの近くの映画館は景気が悪い
誰もいないのに上映中横切る人の影がうつるのが噂になって
客が寄りつかなくなってる
オールナイトに心筋梗塞で死んでたおっさんがいたのが原因らしい
お祓いをしても効果なかったそうだ
もうすぐつぶれると思う
おっさんの霊はただで映画見れて本望かな?


第100話 とある占い師 天草死郎

知り合いから聞いた本当の話です。
軽井沢で良く当たると有名な某占い師の所へ友人が見てもらおうと行ったところ、
占い師が友人のことを見た瞬間に
「申し訳有りませんが、あなたのことは占えません。見料はいりませんからお帰りください」
と言ったそうです。
友人は結局占ってもらえずに地元へ帰ってきたそうです。
友人はこの占ってもらえなかった出来事をみんなにグチッて話していたとのです。

数日後、友人は事故でなくなってしまいました。
それを聞いたみんなは、占い師にはそれが見えていたんだと誰もが思ったそうです。
占い師にはきっと友人に死相が見えてしまい、
それがもうどうしようも出来ないくらいのものだったのかもしれません。