旭旭旭旭旭

第31話 人間は霊より怖い場合がある  帝
まず実話です。
もう32年前の話です。
当時小学校5年、担任のN先生から聞いた話です。

N先生と同僚2人が林間学校の宿舎を下見に行った時の話です。
当時、40人学級2クラスだったので、大広間が二部屋ある旅館を下見に行ったそうです。

旅館に着くと、品の良い長い髪の女将が奥のほうで会釈したかと思うと、そのまま奥に引っ込んでしまいました。
代わりに女中に案内されて大広間を検分しました。
その後風呂に入り、廊下に面した部屋に通されました。

12時頃まで飲んでいた2人は廊下の軋む音を耳にしました。
その音が自分たちの部屋の前を通過する度に パサリ、パサリ と障子に何かが触る音がします。
その部屋は廊下とは障子一枚で隔てられただけだったそうです。

得体の知れない音の主はそのまま通り過ぎ、丁度30分後に反対方向からやってきては通り過ぎて行きます。

こんな事が3度続いたそうです。
さすがの先生も気味が悪くなったらしく、4度目には正体をあばいてやろうと待ち構えていました。

4度目がやってきた時、勇気を振り絞って障子を開けてみたら、
そこには青白い浴衣を着た、極端に髪の長い女が、ふらりふらりと歩いていたそうです。
その長い髪が歩くたびに揺れ、障子に当たって気味の悪い音を立てていたのでした。

その得体の知れない女は、急に障子が開いたのでこちらの方に向き直り、ニタリと笑ってそのまま通り過ぎていったそうです。

その形相の異様さに人間か化け物かが判断できなかったため、先生方は恐怖におののき、布団に潜り込んで朝まで怯えていたそうです。

翌朝、女中に尋ねたところ、その化け物の正体とは女将さんだったそうです。
夢遊病か精神を病んでいるのかは定かではありませんが、毎晩 髪を洗いに長い廊下を数往復していたそうです。
洗いたての髪が障子に触れるとあのような気味の悪い音に聞こえるのだそうです。

もちろん、その旅館は林間学校の宿舎として不適とされた事は言うまでもありません。
第32話 お墓参りで見たおばあさん BENIKA
2002年の年末に父とお墓参りに行ったときのことです。

父の母、つまり私の祖母のお墓参りなのですが、
父がお墓の掃除をしているとき私はその場につっ立って、ぼ〜っとしていたのです。

そのときです。
別の人のお墓から、着物を着たおばあさんが見えたのです。
それだけなら普通なのですが、
そのおばあさんはのっぺらぼうで、しかも白黒に見えたのです。
一瞬だったので気のせいかもしれませんが……。
目で見たというよりは、頭の中で見えた感じでした。

第33話 目を閉じると ヴィヴィリー
最近小生は目を閉じると何かの暗示らしき物が見えたりすることがあるんです。
何を暗示しているのかよく解からないことが殆どです。
般若の面が見えたことがあるんですが、
一体何のことを指しているのか解からないままです。
目隠しをした天狗が見えた事もあります。何を指しているか
わからない上に意味不明です。そして先日は西洋風のオバケに
ウィンクされました。これも意味不明です。
「何かしら意味の有る暗示なんだ!」と思っていろんな情報を
探しましたがやっぱり解からず終いでした。
身留苦さんはどう思われますか?
第34話 兄の死後に起こった怪異 まきょと
こんばんはー、一週間ぶりです。今日は、私の幼い日の話をします。

あれは、私が幼稚園に入園する前の事、
この前、VOL4で書こうとして、途中でやめてしまった、兄の死に関係する話です。

その頃の私は、兄の交通事故死が、分らず、「いなくなってしまった。」と、思っていました。
そして、恐らく四十九日の事でしょう、(恐らく、そうだと思います。)、
突然、仏壇のうしろから、兄が現れて、遊んでしまい。
両親から言わせると、私は一人遊びをしていたそうですが、私が死の概念に気付く、6、7歳くらい迄、それは続きました。
今思えば、夢の中で、奇妙な人物に苦しめられたり。
目が覚めてもその人物が居て、金縛りに遭っていたり。
その始まりが、この日の様な気がします。

その後、中学生くらいからは、それらを遠ざける力が付き(悪夢を打ち消す力の事 )、
それと同時に、見ない様努力したら、見えなくなりました。
(車に乗っている時は、別だけど・・・ )
でも、今でも夢の中と、その前後の目の覚めている時は、気を付けていないと、とんでもないモノを、見てしまったりします。
この話は、思い出しただけでも、部屋じゅうの壁や柱が、パキパキと音を立て始めます。
この前(VOL4)の時は、体調が、少し悪かったので、途中から別の話にと書き替えてしまいました。
第35話 ファイルの異常 管理人
怖い話です。
お兄さんの死を知らないままに、いっしょに遊んでいたというのは霊感のある子供には起こりうることみたいで、
似た事例がこの百物語にもありました。
でもお兄さん以外の奇怪なものは・・・
実はこの話をアップしたら全体が文字化けしました。
何度やっても戻らないので新しいファイルを作って同じファイル名にしたらまた全体が別の種類の文字化けです。
ファイル名を変えたらやっとアップできました。
(そのあともまだ2文字くらい残っていたのでまた修正。)
「この話は、思い出しただけでも、部屋じゅうの壁や柱が、パキパキ」という
話が話だけに薄気味悪いものが。。。
この話を読まれた方も、盛り塩するなり気をつけていただきたいです。(汗)

第36話 青いもの 鉄銹山人
取りあえず、自分の体験でも話しましょうか。

15年ほど前かな…当時つきあってた女性と、池袋の某ラブホに泊まったんですよ。
そこは値段の割に部屋が良くて、割に使ってたんですがね。
その日はあいにくほとんど満室で、
残ってた一部屋に案内されたんです。
(男と女、お決まりの事は略)
で、どういうわけか夜中にふっと目が覚めた。

部屋の中は薄暗く、何か青っぽい。
横を見れば彼女は眠ってる。
それで何気なく部屋の隅の方を見たら、何か影が「立っていた」。
いや、実際「何が立ってるんだろう?」と思ったんですよ。不思議と恐怖感はなかった。

そしたら、その「影」がこっちにだんだん近づいてくる。

で、私の寝ているすぐ横まで来て、上から私をのぞき込むような姿勢になった。
そして言ったんです。男の声ではっきり。
「何だ?寝てるのか?」
その時急に、冷水を浴びたようなとてつもない恐怖が来ましたね。

…これは生きた人間じゃない!

…もう目をつむって布団を頭までかぶって耐えました。
次に気がついた時はもう朝だったんですが、
そのベッドは壁際にあって、私が寝ていたのは壁側。
横に誰かが立てるような隙間は無し。
「夢だろ」と言ってしまえばそれまでですが、それにしては余りにも記憶が鮮明で…。
以上。
番外 管理人
鉄銹山人さんへ
うーん、それは夢でないと思うんです。
根拠としては青かった、という点です。
エクトプラズムは白く見えたり青く見えたりするんですよ。
幽霊というのは一般に白いものだという認識が浸透していますが、
青いものを見たという人がかなりの数いらっしゃいます。
この百物語にも青いという表現の目撃譚がたくさんあります。
朝になって霊がいたのは人も立てない壁際だったと気づく。
ぞっとする瞬間ですね。
夢にしてはあまりにも鮮明な記憶・・・
きっとそのホテルのその部屋ではなんらかの理由で
怪異が続出しているのでしょう。
時には別部屋にも出る。だからこそ料金設定が安めになっているのかも
しれませんね。


第37話 夜中のドア kon
ところで、うちの家は1階が事務所になっていて、
入り口が道路に面している造りなんですよ。
で、その事務所に親の仕事用パソコンがあって、そこからここに来ているわけですが。

夜中(2時〜3時)にインターネットをやっていると、
時々その入り口のドアのノブ が引かれるんですよ
(鍵は掛かってますが)。
大抵は1回か2回で止まるんですが、
見に行っても誰もいないし。
親は通行人のいたずらだと言ってますが、
さすがに 夜中に一人でパソコンに向かっているときに、突然ドアがガチャガチャなったら
ビックリします。(苦笑)


第38話 恐山 りうり
で思い出したのですが、私が中学生の頃にいとこと体験した話です。

いとこは大学生で東京から友人と3人で、夏休みを利用して遊びに来たのですが、
途中でいろいろ青森の観光名所を廻ってから、家に遊びにくるという予定でした。

ようやく来たのが夕方だったのですが、3人とも小さな袋に砂を持っているので不思議に思って尋ねると、
恐山の砂だと言うのです。記念に持ちかえってきたと。
びっくりした私はすぐに祖母と相談し、(祖母は熱心な仏教信者です)
恐山はすこし遠いので、いつもいくお寺で処理をしてもらうということにしました。
さっそく連絡をとってみると、もっていく前に、まずこちらで盛塩をして、砂を一緒に焼いてから改めて持ってきてほしいとの事。

さっそく、3つの袋をそれぞれ△に配置して、新聞紙や枯葉などで燃やしました。
そして、火が消えた頃、もえた枯葉をとって見ると、確か三角に置いておいたのに、3つが真中に集まっていたのです。

それも、ふつうのビニール袋に入れておいたのに、まったく溶けも焼けもしていません。
驚いた私たちは、自分たちでは処理しきれないという事で、さっそくお寺に届けました。

以上だいぶ長くなってしまいましたが、意味は通じるでしょうか?
10年以上前の話しなので、なんだか本当にあったのか?と疑いたくなるくらい、不気味な話しでした。

それと、私の霊体験ですが、他にもちょこちょこあるのですが、管理人さんに言われて思ったのですが、
どうやら青森(ほぼ実家)での体験が多いです。
実家から出てきてからは、気配、声がときどき聞こえるくらいで、実家の時のようにほぼ毎日ではないと思います。
実家ではしっぷのにおいや、お香、線香の匂いなどする時もありました。
匂いなどする時もあるのでしょうか?

だいぶ長くなってすみませんでした。

第39話 人に見える現象 摩訶不思議
よくあるのですが、木が人に見えたりとか
何かが、すごい人間らしく写って見えるときが
あります。
これは、霊の仕業でしょうか?
これについては、よくわからないのですが。
第40話 パソコンクラッシャー としぱん
こんにちわ。一昨日、自宅のパソコンが壊れ、新しいパソから書き込んでいます。あ〜。ローンが(TT)
以前、パソコンにまつわる不思議話(どれも壊れる系の)をしたと思うんですけど、今回もそれに近いことが起こりました。
6年使ってたから寿命もあるんでしょうけど、
ちょっと、あるサイトに苦情のメールを出したんです。
(嫌がらせとかアラシとかではありませんよ。)
筋の通った内容でしたし、私もかなり不愉快になってたので。
そのサイトに繋げたまま、電話で人と喋ってたら、突然、モニターが「ブツッ」と激しい音を立てて、画面が真っ暗に。
モニター単独でテレビとか見れるタイプだったんですけど、テレビもつかない。
・・・そのサイトの陰謀かと思いましたよ。
でも、単なる故障みたいで、やっぱり私はパソコンクラッシャーのようです。
感情が高ぶってるときに限ってパソコンが壊れる。

知り合いのパソコンも一撃で故障させたことがあります。
普通にフロッピーを差し込んでデータを読んで取り出し、
もう一回フロッピーを差し込んだら・・・すでに壊れていました。(TT)
 
特殊能力まったくないのに、パソコンの故障が起こるんです。
こういう場合にも盛塩って効くんでしょうか。
パソコンは大事に使ってるんですけどねぇ・・・。(TT)