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第11話 青いもの NO FEAR |
では話させていただきます。 自分は昔からちょっとした霊感はありました。 というのも自分を呼ぶ声が授業中に聞こえたり、霊らしきものをたまーに見てました。 やっぱりこわっかたですよ。 そんで夏休みに暑いからと冷たい廊下で寝ていたら、 自分の足が引っ張られる感じがして起きたら、 なんと青い腕が足を引っ張るのが見えたんですよ。 その腕に手首はなく肘から下しかなっかたんです。 その3日後くらいにトイレに入ってると、 トイレのドアの向こうに青い服着た人か何かとにかく物体がいたんですよ。 そんで妹も青い服着てたから、呼びかかけたんだけど返事がない。 そしたらトイレのドアノブがガチャガチャと動きだして、 あまりにも恐くなって外の見える窓を開けて気を紛らわせてその時はなんとかなったんです。 それで妹に聞いてみると部屋で電話してたって言うんですよ。 母親もそう言うんですよ。 そしたらあれは何だったんじゃ? ということになってきて夏だったけど寒くなってきました。 |
第12話 画面にうつるもの NO FEAR |
とどめはゲームしている時に画面が暗くなるときがあるんですけど、 そのときにテレビ画面に頭らしきものがその度に映って。 でも後ろを見てもそこには何も無い。 画面が暗くなったときにだけ映ってたみたいなんです。 どうしようもなくなってお払いをしに来てもらったんですよ。 そうしたら見なくなったんですけど、未だ霊感は存在してます。 俺の体験を信じてくれる人は少ないですが、実際に体験者がいるんです。 霊感のない人に言います。霊は存在します。 悪い霊もいれば良い霊もたくさんいます。 |
第13話 犬と猫1 メタリカ |
お久しぶりです。今日、愛犬の手術のため動物病院へ行ったんですが、「あれっ?傷がなくなってる」
ということで、ちょっと不思議に思いましたので、犬にまつわる「偶然」について語ります。 ちなみに4cmほど注射針が入る深い傷でしたが、毎朝「治りますように」って犬と祈ってたら 治ってしまったらしいです。 以前飼っていたポメラニアンが死んだ後、しばらくして、真夜中に眼が覚めるとお腹の上に その死んだはずの犬がいたんですね。 それでうれしくなって、抱っこしようと起き上がると 自分の体から体が抜ける錯覚に襲われました。 と同時に、呼吸ができなくなったので 倒れたんですが、その瞬間、犬の幻が見えなくなりました。 さらに、その体験後、姉が猫をもらってきて飼う事になったんですが、その猫はしばらく 死んだ犬としぐさが似ているということで不思議な感じがしました。 たまに猫もやるらしいのですが、 舌をだしてハッハッハとしていたり、犬のお気に入りだったソファの定位置で同じ様子で寝ていたり (写真もあって、そっくり)、 犬が死んだ後、残っていたドッグフードが大好物だったり。(これは不思議ではないか!) 今の愛犬はその反対のパターンです。 実は数年前、妻の実家近くで白い猫をひき殺してしまいました。 速度はあまり出ていなかったのに 本当にすぐ左から出てきて間に合わなかったんです。 左後輪で乗り上げた感覚でした。 それですぐにハザードだしつつ非常停止板設置して、交通整理しながら かわいそうな死体を拾って、すぐそばの警察署に出頭して指示を仰いだんですが、 首輪もないので、そこで対応してくれた「警察官の責任に於いて」ということで、 利根川の土手に埋めて供養することにしました。その晩の12時頃でした。 それから、その場所を通るときは必ずお供えをして参るようにしています。 つい先日も、実家に帰った折にも参りました。 気のせいでしょうが、あの事故以来、何だか、ずっと「猫」に縁があるよな気がします。 すみません、ピ○ーラが来てしまいましたので、後ほど、続きを...。 |
第14話 犬と猫2 メタリカ |
いまだに、あのときの左後輪の感触は忘れられません。実家へ帰ると、同じ道路を
必ず使うんですが、一番緊張する場所です。車好きとして、最大の後悔です。 それで、猫に縁があるという話なんですが、よく私の周りに猫が現れるんです。 まぁ、そこら中、どこにでも猫はいるんですが、例えば夜、妻とウォーキング していると、自宅近くまで、ずっと後をつけてくる猫がいたり、まるで 見張ってくれてるようにウォーキングコースのあちこちの塀の上で猫がちょこんと いるんですね。暗い道に、ちょっとしたボディーガードみたいだと、妻と話しています。 4年前、妻とペットが欲しいと話していたら、偶然姉から電話があって、友達に頼まれたらしいのですが、 「シャムの子供欲しくない?」ってきかれたもんですから、飛びついたんです。 ただ、妻と私は、本当は犬が欲しかったので、2、3日考えさせてもらうことにしました。 妻と話し合って、「やはり縁だからもらおう」と決めて、その夜、姉に電話をすることにして、 出勤すると、職場の駐車場に何だかモグラみたいな生き物がうずくまってるのを発見しました。 それが、今の愛犬なんですが、もう見つけた瞬間、「それは、私がもらいます!!」って言って捕獲して 抱き上げちゃいました。泥だらけ、ダニだらけで、眼には生気はなく、ぐったりとした状態でした。 それで、シャムネコの話はなくなったんです。 これは怖い話ではないですが、また、ペットスレッドへ行くべきかもしれないんですが、 この犬、まるで「猫みたい」なんですよ。吠えるときは吠えるんですけど、普段は身を潜めて じっとしていて異様に静か。サイレンなどには一切反応せず、たまに虫をつかまえて遊んでます。 まるまって寝てたかと思えば、腹を出して仰向けになってたり。実家の猫が大好きで仲良しだし。 なでると、洋猫のように(和猫はゴロゴロいいますが)鼻をコロコロと小さく鳴らします。 究めつけはコタツが大好きで、冬場は、というか今も、コタツの中で丸くなって寝るんですよ(笑) で、妻が言うんですよ。「白猫の生まれ変わり」だって。性同一性障害ではないですが 種同一性障害だって(爆)排便は外でするんですが、おしっこは1箇所で全部だしちゃうし、足をあげたりもしません。 だっこも大好きで、体重20キロの今も、私の膝の上で寝ます。とにかく「犬」らしくないんですよぉ。 みなさん、ごめんなさい。別にオトすつもりはなかったんですが。でも、本当に 猫みたいな犬なんです。ちなみにピ○ーラは宅配ピザ屋さんです。 あっ、そうそう、必ず書かなければならなかったんですが、 私の愛犬「車が大嫌い」なんですよ。 |
第15話 帰ってきた犬 ハンネ |
犬で思い出したこと。 車ではねられた猫の死体を見た夜に、 死んで半年くらいなるペットのチビちゃん、 マルチーズ、メス15年生きた。かわいいやつ。 が一緒に寝てくれる感触が腕とお腹にあって、 うれしかったよ。 その時は守ってくれてたんだとおもいました。 |
第16話 このごろ。 由奈 |
このごろ私は、気がつきました。 誰かに呼ばれてるような感じがしました。 たとえば『おーーい!こっちこっち』とか『めーいちゃんー』(私の名前)とか呼ばれるんです。 何ででしょう?今日、歯をみがいていたら、『めーいちゃんー』って呼ばれた気がしました。 |
第17話 手その1 柳猫 |
私と姉は8歳歳が離れていまして、その関係で私が中学生の時に結婚し、息子を一人もうけました。
結婚してからしばらくの間は、私の実家もある団地に部屋を借り、「実家から徒歩3分」というとても便利なトコロ(?)に住んでいました。 #現在は市内のマンションに引っ越していますが。 少し話がそれますが、姉はいわゆる「見える」人です。 何が見えるのかというところまでは言及しませんが、それこそ見える感じる程度は日常茶飯事な学生時代を送った関係か、ちょっとやそっとじゃビビりません。(笑 姉曰く、「幽霊なんて死んだ人間。生きてる人間にかなうはずもない」だそうで、わが姉ながら豪胆な性格をしているなと思います・・・ ちなみに姉が怖いのは幽霊よりも宇宙人だそうです。 理由は「何されるか分かったモンじゃないから・・・」って、それ幽霊も大して変わらない気がするんですが・・・ |
第18話 手その2 柳猫 |
本題に戻ります。 時期は、私が高校を卒業し、就職後1〜2年といったころでしょうか。 まだ、姉夫婦が実家傍の団地に住んでいたころです。 義兄の仕事の関係で、姉の家は生活の主軸が夜になりがちな家庭なんですが、その日もいつものように夜中に洗濯物を干していた時のことです。 夜中の11時頃、近所迷惑も顧みず(笑)洗濯機を回した姉は、翌日が休みということで久々に早く帰ってきた義兄と息子が遊ぶリビングから、洗濯物を干すためにベランダに出ました。 ちなみに姉が住んでいた団地の棟は、敷地内の一番端に位置する場所に建っており、そのうえ姉の部屋は3階の一番端、つまり敷地の中でも一番端にある部屋です。 この部屋からは、前に書いたあの「廃墟」がある森も良く見えました。と言うよりフェンス1枚乗り越えた先がまさにその森なんですが。 夜ということで明かりは自宅から漏れる光のみ。とは言え姉も手馴れたもので、半分手探りになりながらもテキパキと洗濯物を干していきます。 7割方、干してしまった時にふと視界の端に奇妙なものが映ったそうです。 姉の部屋は団地の端に位置します。その中でも、この6畳のリビングは端中の端、まさに棟の角にあるわけなんですが、鉄筋コンクリート製の団地のコンクリ剥き出しの壁、その角っちょから、何かが覗いていたそうです。 |
第19話 手その3 柳猫 |
それは、「手」。 男性の物と判る右手で、節くれ立った太い指が、がっしりと建物の角を掴んでいたそうです。 一瞬「ギョッ」となった姉は、相手に気取られないようにそ〜っと室内に戻ったそうです。 3階のベランダまで気合で上ってきた変質者か下着ドロ、姉はそう考えたそうなんですが、でも何か引っかかる事があったそうです。 でもそれが判らないまま、とりあえずは変質者を撃退しなければならないと思い、手近にあった「ふとん叩き」を手に持って、姉は再びベランダに出ました。 果たして「手」はまだそこにいました。 先ほどと寸分違わぬ位置にしっかりと捕まっているようです。 とりあえず、相手をびっくりさせるだけでいい、姉はそう思って布団たたきを振り被りました。 #もし変質者だとしても、3階から落ちたら結構洒落にならないと思うんですが。(^^; 振り被ったふとんたたきが、その「手」のすぐ傍の壁を狙いどおりにぴしゃんと叩く寸前、姉の脳裏にあったさっきの「違和感」が何だったのか、瞬間的に理解したそうです。 |
第20話 手その4 柳猫 |
姉の家は、公営の団地です。 鉄筋コンクリート製の5階建てで、1フロアに1列に6世帯が収まる、ごく普通の平たい建築方式の建物です。 各部屋は、線対称になっている部屋がありますがほぼ共通した作りの3DKで、棟の表側に6畳間と4畳の子供部屋。裏側に4畳半とダイニングキッチンがあるという作りです。 この、表側の6畳間に付随するベランダに姉はいたわけですが・・・ 「手」が掴まっている角、その向こう側はつまり何も無い、コンクリート剥き出しの垂直な壁なんですよ。 掴まる物なんか何もありません。雨どいの類は裏側に集中してるんですから。 もし、建物の角と角を抱えるように掴まるんだとすれば、6畳間と4畳半を合わせた距離だけの腕の長さがあることになります。 「コイツはヤバイ」と直感的に悟った姉でしたが、振り被った手を止めるには遅すぎました。 |
(つづく)