第1話 橋のたもとにいたもの さいろ 

身留苦さん、Tenさんのお話が1000話目になったとは思いますが
ここで私の友人の話をひとつさせていただこうと思います。

私の友達が男性2人・女性2人と遊んでおり、何時かは分かりませんが帰宅することに
なったそうです。
そのメンバーのうち、3人(男性2人・女性1人)は街中に住んでいたのですが、女性1人
は街から1時間程離れた、いわゆる田舎に住んでいたそうです。帰宅時間は夜中を回っていた為、
3人でその女性を車で送ったのだそうです。
そこはかなりの田舎で、田んぼだらけ・カエルの鳴き声・民家といった具合。夜中ですので
人は歩いていないし辺りはまっくら。

当の女性を家まで送り、3人はまた街へ帰ることになりました。遊んだ後のことですので
みんなかなりいいテンションで話をしながら帰っていたそうです。
すると、田舎に流れる川に架かる橋を車で通過する際、車内の女性が突然
「こんな時間に小さい女の子が外で遊んじゃダメだよ。早く帰らないとね〜」と言いました。
窓を開けて言った訳ではないのですが、まぁ車内の会話のひとつとして。

その女性は後部座席に1人で座っていたそうなのですが、運転席の男性2人が
「何言ってんのお前・・・?」と。

何でもその女性には橋の上に座り込む赤い服の小さな女の子を見たそうなのです。
見た瞬間は、「何でだろ?」くらいにしか思っていなかったそうなのですが、よく考えてみると
夜中を回った時間。夏だったそうですが、そんな時間に真っ暗な場所で小さな女の子が1人
座っているはずもありません。

後日、その田舎に住む女性にこのことを話すと「この近所にそんな小さな女の子はいない」とのこと。
しかしその近辺で事故が会ったなどの話もなく、結局原因らしい話はなかったそうなのですが。

灯りのほとんどない田舎道。夜中を回った時間に、橋のたもとに座り込む赤いおかっぱ頭の小さな
女の子。想像しただけでもぞっとします。

第2話 ユタの修業場(沖縄県) ヤミー
1000話目にはならないでしょうが、あたしの彼氏の話です。
5年程前、沖縄でもベスト10にはいるであろう心霊スポットに友人5〜6人で出かけた時のこと。
その心霊スポットは、沖縄ではユタと呼ばれる巫女の様な人が修行する場所のひとつでありながら、
わりと街に近いことから夏場は特に人が集まります。
入り口には『この先立ち入った者の命の保証はありません。沖縄県』
という立て看板まであり、かなりやばい場所です。
いざ足を踏み入れようとしたら、突然誰かの携帯が鳴り出したそうです。
出てみると「・・・帰れ」という声。
電話越しに聞こえる周りの音から、すぐ近くからだとわかったそうです。
でもその友人以外携帯をもっている人はいません(当時はまだポケベルが主流でした)
怖くなってみんなで一斉に車に乗り込み急発進。
5分と離れていない場所にコンビニがあるんですが、そこまで着いたら安心したのか、
みんなで大笑いしながら「マジで怖かったな〜」と会話をしていたそうです。
そこへパトカーがやって来て「キミたち、近所から通報があったんだけど」
と言われ、てっきり夜中に大声で騒いでいることを注意されるのかと思えば
「車の屋根に女の子乗せて走ってたんだって?そんな危険なことして!」
と叱られたそうです。男5人しかいないことを説明すると、警察官もあっさり納得して
「ここは危険だから、遊び半分で来ちゃ駄目」とだけ言って帰ったそうです。


この話を聞いてから、絶対ここには行かない様にしています。
第3話 怖い怖い怖い怖い怖いこぉわぁいぃ〜〜!!! ヴィヴィリー
れれれれ霊感に憧れてたりして「金縛りとかなってみたぁいv」
とか言ってる人がいいいいいいたりしますすすすすすすよね?!
いますよね?!そーゆー奴!!!そーゆー奴らに告ぐぐぐ!!
じじじじじ実際なってみたらもぉんの凄っっくここここここ怖い
んだぜぇえぇえ?!!こんなことがありましたよよよよ・・・。

月曜日、休み明けだったし普段より一段とつまらない英語の授業が有ったので家から帰ったらすぐに寝ました。
5時半頃に寝て、夜9時頃に眼が覚めました。
御飯を食べ風呂に入り、宿題を苛々しながらも片付け、ベッドに入りました。ふと眼が覚めました。
眼はつぶっていたけど深夜だということは解かりました。
昼寝したからだろうと気にせず寝ようとすると頭のすぐ後ろで
妙な音が聞こえるんです!!!

「シャリシャリシャリシャリシャリシャリ!!!」

これが割と物凄い音なんです!!しかも一体何が??!と思って後ろを見ようとしても体が全く動かない!!
口も動かないからお経も唱えられない!
一応頭の中で唱えましたけど。そのシャリシャリという音が聞き覚えがあるんです。
枕を引っ掻く音なんです!!しかも自分の髪も一緒に引っ掻かれてるような気がするんです!
音はすぐに止み、同時に金縛りも解けました。
そして時計を見るときっかり午前3時。
金縛りに掛かった後はものすごく疲れた感じがしました。
冷や汗だくだくでした・・・・・・。

そう言えばまだ盛り塩してなかった・・・・。
早く盛っておこう・・・・・。
う、これ書いてる途中壁がパキパキなってる!!(マジで)・・・・・・俺が何したってんだよ。
第4話 幽体離脱? レイナ 
身留苦さまへ
1000話目おめでとうございます!(^o^)/

ふと凶介さんの書き込みで思い出したんですが、
私、昔夢遊病だったんですよ(話ましたっけ?)。特に病院で診断された訳ではないんですが
夜中に物音で気が付いた祖母が、私が外に出ようとしているのを見つけて
部屋に連れ戻す…。というのが度々ありまして、で、不思議な事に自分では
なんにも覚えていないんですよね。けれど一度だけ覚えがあった出来事が。
家の間取りはL+DKでLとDKを挟んで廊下があります。夏はDKとLのドアを
開けっ放しにしているのでDKからでもLの窓を通して外の様子が見えます。
そしてなぜか家はリビングに勝手口があります。その日の私はいつものように
夢遊病をやっていたらしく勝手口からリビングの外を歩いているんです。
その光景を私はキッチンの椅子に座って見てるんですよ。
外は月明かりで青白く輝いていて、物音に気付いた祖母が私の腕を掴んで家に戻す。
その光景を、ずーっと椅子に座って見ているんです。
これも一種の幽体離脱現象ですか?



第5話 いわくつき物件 レイナ
また長くなると思うんですが…。785話でアパートの退去理由について語ったんですが
どこかで話したと思うんですが私は不動産会社に勤めてました。売買部門と賃貸部門
設計部門とあって、私は初め設計だったんですが、人事異動で賃貸になりました。
人付き合いが激しくて、精神的に保たず(だって生活苦の人とか家賃滞納で追い出したり…
私には辛くて出来ませんよ)異動3ヶ月で辞めました。

さて私の勤めていた会社でも1件いわくつき物件を抱えていて、詳細は一人暮らしの方が
病気で亡くなり1ヶ月後に先の担当者が発見…と言うものでした。
そこに入居した方が退去する事になりました。
入居する際、その方には「死んだ方が居る」 と説明しました。
もちろんお祓いもしております。そして退去する理由は実家に戻られる。
との事、ただ最後に「姉が霊感のある人で、遊びに来るたび『何か居る』というんです。
こういうのって不動産屋さんに教えた方がいいんですよね?」私も少し気配が感じていたんですが
一様社長に報告しましたが、社長は一度お祓いしたから大丈夫の一点張りでした。
でも怖かったのは、残業で夜7時過ぎにお客様が来て「その物件を今みたい」と言われ
懐中電灯を持ってそのアパートに行ったことです。やたらと部長が「懐中電灯持っていけ」
と言うので持っていったら、電気が止められていてブレーカー上げても電気が点かなかった
んですよね!会社に戻ってから「みんなでいじめたな〜!電気点かなかったじゃないですかぁ」
と泣きました。みんな、いわつきって知っていて私に行かせたんですよ!
社長は「お前は霊感あるから、霊が出ても大丈夫と思って」と。フォローになりません!

でも私も詳細はしりませんが、市内の業者では有名な「いわくつき」の物件が在るそうです。
先輩に聞きましたが、門外不出で業者間でも口に出してはいけないらしいのです。
なんでも首を吊った方がいるそうで、お祓いもしましたが未だ入居者はおらず、
いえ…居てもすぐ退去するそうで、所在地も業者もわかりませんが今では封印しているそうです。
第6話 死者の帰ってくる家 ボトべトルEX
昭和の初め東北地方の村で実際に起きた話です。

   〔死者の帰ってくる家〕
Y氏がまだ10歳のとき非常に奇妙な体験をした。
彼の家には両親と父方の祖父と痴ほうの祖母とで暮らしていた。
ある日、祖父が病で亡くなり家族は祖父の別れを悲しんだ。
葬式も終わり、祖父お墓に土葬した。(この頃は遺体を焼かずに墓に埋めた)
次の日の朝、奇妙なことが起きた。なんと昨日埋葬された祖父が玄関に置かれて
いたのである。しかし、父は誰かのイタズラだろうと再び祖父を埋葬した。

しかし、それは次の日もまた、そしてその翌日も繰り返された…。
不思議に思った父は一晩中玄関に居座り番をすることにした。
まだ夜が明けない朝方、とうとう父もウトウトし始めた…。
そのとき玄関が急にガシャリと開いた!吹雪がザーと入ってきた。
よくみると、なんと痴ほうの祖母が祖父を担いできているのだった。
その手は土を掘った為か、血と泥だらけだった…。   終わり
第7話 呼び鈴 レイナ
死者が帰ってくるといえば、家にもこんな話が…私が産まれる前の話。

家には玄関と勝手口の二つがありますが、玄関の呼び鈴は3回「ピンポーン」と
鳴り、勝手口は1回だけなります。

その日は雪の降る日で、深夜突然呼び鈴が鳴りました。祖父母の寝室のすぐそばに
呼び鈴の呼び出し音の鳴る装置があるので、祖父母は目を覚ましました。
祖父「確かにベルが鳴ったよな」
祖母「3回だから玄関だね。ちょっと見てくる」
祖父「夜中だから、何かあっても駄目だ。私も付いて行く」
二人は真っ暗な中、目を凝らして玄関まで。家の玄関はガラスの引き戸で、風除室もそうです。
風除室の電気だけを付けますが、そこには誰も居ません。もちろん風除室のドアも閉まっていて…
と言うより、防犯のため鍵をかけているのです。そのことに気が付いた祖父母は
あわてて鍵を開け外を見ましたが、うっすら積もった雪には誰一人の足跡もないのです…
次の日の早朝鳴り響いた電話に祖母が出ると、親戚の方が亡くなったとの知らせでした。
亡くなった時間は深夜との事…。もしかしたら、亡くなった方が挨拶をしに来たのかも…。
祖父母の不思議体験第一弾でした。

第二弾は全く同じ内容で、勝手口のベルが鳴ったバージョンです。
これは何年前か定かではありませんが、私も体験しています。


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呼び鈴は
風除室の中にあって、風除室は鍵がかかっているので誰も入れないんですよ。
それにこの辺では誰もピンポンダッシュなんてしないですし、
したとしても、勝手口の方は家族しか使わないから呼び鈴は荷物に隠れて
分からないんですよ。

ピンポンダッシュはやれなかったですよ。近所は顔見知りが多いですし、
ピンポンダッシュするにも、本当のダッシュでないと見つかりますから(笑)
どの家も50m位ずつ離れてますね。田舎ですから…。
ふと思ったんですが、風除室って全国的ではないんですよね?
私は雪国ですから当たり前に付いてるんですが、と言うより風除室がないと冬は
玄関に雪が入り込みますし、頭に積もった雪を落とす場所もないですし。
家は勝手口にも風除室が付いてます。


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おかぴーさんより

風徐室ってのは玄関の前にもう一個部屋っつーか空間があるんですよ。
うちだと「ふうじょうしつ」って言ってたから漢字は知らないです。
これによって二重にして雪の侵入とか雪落としたりするんですよ。
言うなれば「常時完備部屋型雨戸」みたいなかんじ(笑)わかりやすいですか?
北国では二回玄関をあけて家に入るようなもんですね。
インターホォンは大抵ふうじょうしつの中にあるので鍵がかかっていれば押すことができないようになってるんですよ。




第8話 キツネ ボトべトルEX
  〔レイナさんに捧げる怖い話〕
これは私が高3のときの話です。(といっても最近のことですが…)
私は日課として夜十時に部活の友人3人と筋トレをしてました。
ある日、筋トレが終わって公園でジュース飲みながらワイワイしてたら友達の一人が、
小川「この公園の裏の山ってチョー怖くねー?」
齋藤「確かに、人が数年は出入りしてなねーな」
 私「じゃあ、肝試しもかねて探検すんべさ、俺、懐中電灯とってくるわ」

で、山の中に入ってたんですが。それで10分くらい道なき道をあるいてくと。
なんと!こんな場所に神社があるじゃないですか!(といってもお堂みたいのでしたけど)
齋藤「なんじゃ、こりゃあ!きもいわー」
小川「ここに神社があるって誰も知らないんじゃ…」
それでよくみるとキツネの像とかがありました。それから鳥居も。
私はそのときすかさず出来心でキツネの像のとこにあった小銭をポケットにいれてしまいました。
700円くらいだったんですが友達にはいいませんでした。
それで、そのままみんな公園に戻り帰ることにしました。
友達と別れてからなぜか急に怖いというか不安になってきました。(小銭をとった罪悪感ではなく)

家に着いたのは3時半くらいでした。気持ちが悪いのですぐ寝ることにしました。
15分くらいたったとき、突然玄関で

「ガタンッ!」

と音がしました。
新聞屋にしては早いし、音が重かったので気になって見にいきました。
すると……なんと、新聞受けの中に古い日本人形が入ってたんです。
それは本当に不気味で目から涙の後みたいのがついてるんです。
かなり怖かったので母親を起して見せたら、すごく気味悪がってすぐ捨ててこいといわれました。
速攻で家から15分くらいの川に投げ捨てました。

あれから何も変わった事はないですが、今でも気味が悪いもんです。     
第9話 玄関ベル レイナ
ピンポンダッシュと言えば、また一つ思い出したんですが、
会社に勤めていた頃、夏なんですが、取引先の会社の社員が水難事故に遇ったんです。
なんでもウォーターバイクでしたっけ?の底になにか絡まったらしくて
潜って調べていたそうです。なかなか上がってこないので、仲間が潜ってみたら
そこに居るはずの彼が居なくて、みんなで辺りを探しても居なくて、警察やら呼んで
捜索したんです。
私の会社でも社長同士が友人関係にあったので、社長自らの
船を出して捜索を手伝ったり、また私の会社の先輩がその行方不明になった社員の
会社社長の娘なんですよ。
それで亡くなった社員とも親しくて、お盆休みだったので
毎日捜索を手伝ったそうです。
遺体が上がる前日ですが、その先輩の家(社長の娘ですよ)の玄関ベルが鳴ったそうです。
玄関に出ると誰も居ません。でもなぜかその時涙が止まらなくなったそうで、
次の日死体が上がって、もしかしたら毎日探してくれている先輩に
「明日見つかるよ」と教えに来てくれたのかも…。と思い出しては泣いてました。
ピンポンダッシュの可能性もあるかもしれませんが、どうしても先輩は
あいさつに来てくれたと信じたいそうです。
第10話 死んだ人がやってくる話 Ten
こんにちは・・・。怖い話をするのは止めると誓って10うん年、話すんじゃなくて、書くならいいかなぁと、
死んだ人がやってくる話、に触発されてまた書いちゃいます。

私の祖母の話です。
祖母のお母さんはリューマチがひどくて40代で亡くなったのですが、そのお母さんが死んだ時にやってきた話。

非常に偶然なのですが、祖母のお母さんがいまわのきわという時、祖母は私の母を出産したばかりで、
遠隔地だったため会いに行くこともできず家で寝ていました。
(昔の話です・・・)
その日祖母は生まれたばかりの女の子と一階で寝ていて、
枕元にはオムツをたたんで積んだ小さな山がありました。
祖父は当時の国鉄の運転手で、
夜明け前に起きて仕事に行かなければならないため、2階で一人寝ていました。

祖母は夜半に突然金縛りになり、目が覚めます。
目を開けることはできたのですが、体が動きません。
目玉だけ動かしてオムツの山を見ると、それが自分の母親の顔に見えます。
「あ、おかあさん」と思ったところで、
突然祖父が二階から、どどどっと階段を駆け下りてきて、
「おい、何かあったか!」と怒鳴り、それを聞いた祖母は金縛りが解けて、
彼女のお母さんの顔も消えました。
「どうしたの」と聞くと、祖父は

「今、でかい火の玉が一つの窓から入ってきて、凄い勢いで通り抜けて、反対の窓から出て行ったぞ」

とのこと。2人で「お母さんが来てくれたんだね」と納得したそうです。
(やはりお母さんはその日亡くなったそうです)。。。