第11話 隣に住んでいた一家その3 しょう |
母は、半ば笑い気味に語りました。 その話をまとめると、まず全滅一家の家族図【母72・長男38・次男35】 母 →正常 長男→知的障害者 長女33→正常(既婚で別所にて生活中) 次男→24歳の時に、夫人、一人娘を失ったショックで精神生涯者 次男は、髪が伸び、髭もボゥボゥで、よく近所の道端で座禅を組んでた事 その風貌から、しょうこうさんの愛称で近所では有名でした。 では、全滅話をします。 まず、母の貯金&年金で暮らしていた一家は、母72(当時)が家の事を全てしていました。 ある八月の猛暑で、過労による入院をした母。 |
第12話 隣に住んでいた一家その4 しょう |
母が入院したため、長男は施設に入る。 次男一人で生活をしていました。 そして11月、母は入院先で帰らぬ人となりました。 その2週間後、身元引き取り人である母の長女夫婦が母の死去を 長男に伝えにいくと、三日程前に、脳梗塞で長男はすでに死亡。 その出来事を知った長女夫婦は次男にそれを伝えに家に訪れましたが、 その時家では、既に次男は死亡しており、推定時刻は およそ五日前で、長男とほぼ同じ。 |
第13話 隣に住んでいた一家その5 しょう |
死因は、餓死でした。 これが、その一家の全滅話です。 それを、自分の部屋での事が起きて初めて知りました。 そして、次男の死因は餓死… 僕は部屋で食事をした時に、食わせろと言われ、 テレビに映った白い影も次男のそれと合致します。 餓死した等の話は、事が起きるまで全く知らなかったので、 恐怖心等で見たのではないと思われます。 昔からそういう類のモノは見た経験もあったので、その時はまたかよーくらいにしか 思ってませんでした。 しかし、事は始まりにすぎませんでした。 |
第14話 隣に住んでいた一家その6 しょう |
テレビの影は、それからも月1の出現率で続いてます。
ある日、帰宅途中、近所で僕の好きなミス○ルがどこからか聞こえてきました。 ちょうど、昨夜聴いていた曲だったので帰ったら聴こうと思い、 急いで帰宅すると、僕の部屋から大音量でその曲が流れており、 MDが再生されていました。僕はビックリして、急いで停止しました。 すると、すぐ横から 「やっと使い方がわかったぞ。」 と声が聞こえました。 一瞬気のせいだと思い、ソファーに座った瞬間、コンポの電源が付き、 また同じ曲が流れ始めました。 |
第15話 隣に住んでいた一家その7 しょう |
僕はさすがに恐くなりコンセントを抜くと、 今度はその曲の口笛が部屋で鳴り始め たんです。最初は、他の家の人が迷惑に思い(ボリュームMAXだったので) 皮肉で口笛吹いてるのかと思い、部屋中の窓を開けてみましたが、 どう考えても自分の部屋からでした。 ありえないと思い、恐くなり、部屋を出た瞬間、急にテレビが気になりました。 部屋に戻ると口笛は止んでいて、テレビを見ると、白い影が映っていました。 びびったボクは、下に行き(部屋は三階)家を出ようと思いましたが、 急に下の居間にある、テレビが気になりました。 |
第16話 隣に住んでいた一家その8 しょう |
靴を履いたのですが、どうしてもテレビが気になってしまい
何が起きてもすぐ逃げれる様に靴を履いたまま家に上がり、 何も映っていないはずの テレビを見ると… やはり白い影が歩いていました。 僕は家を出て、走り逃げました。 そして、家族が帰ってくる時間帯に家へ帰りました。 その日はそれだけで何も起こりませんでしたが、 今でもコンポや機械製品 のスイッチが勝手に入ったりするのは日常茶飯事です。 部屋に置いてある靴が、勝手に歩きだした事もあります。 |
第17話 隣に住んでいた一家その9 しょう |
家族は直接何かあったりはしてませんが、急にコンポが鳴りだしたり
等不可思議な体験で間接的には体験しています。 声を聞いたり、目で見たというのは僕だけです。 ですが、たまに家全体で不思議な事は起きます。 飼っている犬が急に吠え出して(普段は、殴られようとも 足を踏まれ尻尾を掴まれようとも決して吠えない犬です。) 一点に向かって攻撃を仕掛けます。。。 が、何も無い空間に向かってです。 犬がそういった行動をとるようになった時期と、僕の部屋での出来事の時期は一致します。 恐らくは、犬も同じ体験を・・・と思います。 |
第18話 隣に住んでいた一家その10 しょう |
一度だけ、知り合いの霊媒師(何故か知り合い笑)に来てもらった
事があるのですが、その方は家に上がった瞬間から汗が止まらず、 部屋に入る前に塩を全身にかけてから部屋に入り、危険だと言いながら 部屋にお札や数珠をぶら下げ、もう大丈夫!と言い残し帰りましたが、 その四日後に、数珠が一気に全部切れ、札は綺麗に剥がれ落ちたりしました。 その日の夜から、彼?(霊?)がお友達を連れ込む様になり、 逆効果だった…なんてこともありました。 |
第19話 隣に住んでいた一家その11 しょう |
ですから、恋人はおろか家族や友人も部屋に入れたくありません…
そのせいで、僕は母から引きこもりと思われています(泣) そんなに恐いですか?最近麻痺してきてよくわからなくなってきてます。 ただ、リングやホラーなんか(リングは特にテレビが関係してるため) を観ても、恐くないですよね・・・ いいんだか悪いんだか(笑) こないだ東京に雪が降った時は、沢山のお友達が部屋に来て恐かったです。 恐ろしいのですが、部屋で写真を撮ると変なモノが写るので、 一時期それをネタに遊んでたんですよ(笑) そしたら最近は、カメラが使用出来ない部屋になってしまいまして…(汗) デジカメはイカれるし、バカチョンは感光するし…やばいお部屋です(泣) |
第20話 新吹上トンネル(東京と埼玉の間)で しょう |
友達の運転する車は何ともなかったのに、僕の運転していた車はエンストして、
トンネル内を押して、抜けてようやくエンジンかかりました(泣) 通ってた高校が近かったんすよ。。。 耳鳴りみたく声ともつかない様な音が聞こえたり、僕だけ見える道があったり、 散々だったのを覚えてます。 気分が悪くなり、運転を替わってもらい、すぐ帰りました。。。 嫌ですよ(泣)彼女が鬱になり、医者にかかってもよくならず、 僕の近くに居た子(霊?)が、自白みたいな事をした時は死ぬ程悲しかったです。 その彼女と別れて、2週間もしない内に鬱が治って、僕が何かをしたんじゃないか? って噂も流れました。 その子(霊?)はその後間もなく居なくなりましたが・・・ |