第61話 四谷は怪談?? チェリー

四谷怪談に関するお話が出ていたのを見て、ずっと前に見たテレビの事を思い出しました。
その番組は昔から語り継がれている怪談を歴史的史実に基づいて検証すると言う物でした。
将門の首塚、番町皿屋敷と共に、四谷怪談も出てきました。
それによると、その当時、その辺りに確かにお岩と言う女性は存在したのですが、
怪談になるような悲劇的な話は無かったと言います。
顔のあざも無く、実は大変な美人で性格もよく、良い旦那様と共に幸せに暮らしていたと言う事でした。

何がどうなって怪談話になってしまったのでしょう?
あまりの幸せを誰かに妬まれて、現代に残るような恐ろしい話の主人公にされて語り継がれしまったのでしょうか?
だとしたら、怪談話の中のお岩さんよりももっと可哀相な気がします。。。

私は霊を霊として見たり感じたりはできません。
というか、確信が持てるほどの経験が無いので、否定も肯定も出来ないと言うのが本当の所です。
どちらかと言うと信じる派ですが、
中には「集団ヒステリー」や「思い込み」、または悪質なインチキ霊媒師(語弊があるかもしれませんが…)などによる「脅迫」めいたものもあると思います。
何が本当なのか、霊の事に限らず真実を見極める目を養う事が大切だな…と思う今日この頃です。

第62話 四谷怪談たたり考 管理人
そういう番組があったんですか。
つまりおいわさん役をやったりおいわさんの墓にお参りしなかった人たちは心の底に不安が湧き、
何か起こりそうな自己暗示にかかりそれが不注意となって事故にあったり身体症状として発現したのではないか、
ということですね。

私に断言はできませんが人間の心と体が密接な関係をもっていることを考えれば
可能性として充分ありうることだと思います。
あとは自分のミスによらない神秘現象(たとえば機械の故障、マイクが変な音を拾う)が立て続けに起こる等、
外部的な要因の事故といったようなものがあったかどうかですね。
今まで四谷怪談をやることによってどんな怪現象が起こったのかを調べたら、
上記どちらの種類にあてはまるかが分かると思われます。
役者がおいわさんのように顔が腫れたという話をどこかで聞いた記憶があるんですが、
不注意による事故も含めてそればかり起こるなら自己暗示の産物の可能性が出てきます。
むろん「おいわさんのたたり」といわれる霊現象の可能性も完全に否定することはできませんが。

過去にあったといわれる怪現象をちょっと調べてみたくなりました。
こういう角度から考えるのも興味深いことで、大切なことでもありますね。

第63話 四谷怪談異聞 チェリー
いつもながら丁寧なレスを頂いて、有難うゴザイマス。
このサイトはただいたずらに恐怖心を煽るだけでなく、冷静な視点からも検証してらっしゃるので、
とても信頼して拝見する事ができます。

某大学の教授のようにムキになって霊の存在を否定するのは、私は間違っていると思います。
科学は万能ではないし、精霊や妖怪はもっと自然と密着して暮らし、
雑多な情報を身体に取り込んでいなかった昔の人達には見えたんだと思います。
そこから自然への畏れや畏敬の念、感謝が生まれたからこそ「礼儀正しい日本人」が在ったのだと思うんです。
てゆーか、実際あの教授は何一つ実証できてないし…^^;

四谷怪談の件は、その当時もしかしたら似たような事件があったかもしれないですね。
ただ当事者がお岩さんではなく他の人だったのを、
ドラマチックに演出する為に武士の娘である彼女をモデルに置き換えたのかも。
身瑠苦さんの言われる通り不注意や自己暗示と言う事も多々あったと思います。
それを防ぐ為に、また一人の女性の人生を演じさせてもらう事に畏敬と感謝の念を持って臨む意味で、
霊的な意味合いを抜きにしてもお参りは必要かもしれないですね。

な〜んて、偉そうに長々とすみません(^^;
ただ最近、あまりにも「目に見えないものも真摯に受け止める」とか「感謝する」って言う事が
日本人から減ってしまっているなぁ…と寂しく思っているので、ついつい…;