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第43話 湧き水その1 kon 
そういえば、自分が体験した唯一とも言える不思議な話を
まだしていませんでしたね。
とはいえ、全然怖くも無い上に、話すと長くなってしまうので
話すべきかどうかちょっと迷いますが・・・(苦笑)
聞いていただけると幸いです(^-^;)
(長文・駄文ですが、ご勘弁を(苦笑))

あれは、私が中学校に入学した翌日の帰り道でした。
私の入った中学校は少し遠くて(歩いて3〜40分位)、
私がその時その辺りの道に不案内なこともあって、
その帰り道に私は道に迷ってしまったのです。

私はあっちでもない、こっちでもない、とあちこち歩き続けて、
どこをどう行ったのか、私はどこかの坂道の上の方に
出てしまいました。坂の下の方に目をやると、団地か何かのような建物が
並んでいます。
私はすっかり疲れていたので、ここを降りたら家の近くに行けるかも知れない、
と淡い希望を抱いて坂を降りようとしました。
その時、道の脇に東屋のような小屋があるのに気づきました。
そこは江戸時代の頃からあるという、湧き水の汲み取り所で、誰でも自由に
出入りして水を持っていけると書いてありました。
私はその水を掬って飲み、一休みして落ちつきを取り戻しました。
そこで、家の側にこんな所は無かったと思い直し、そこから引き返して
無事に家にたどり着くことができたのです。

(これだけならただの思い出なのですが・苦笑)続く・・・
)続く・・・
第44話 湧き水その2 kon 
それからしばらく経ち、ふとその事を思い出した私は、
その恩ある東屋(そのおかげでさらに迷わずに済んだのですから・笑)に
もう一度行って、水を飲みたくなりました。(どこをどう迷ったのか気にも
なりましたし)
そこで、湧き水・坂・団地(?)を手がかりに、その場所を探そうと
暇を見つけてはあちこち歩きまわりました。
しかし、いくら探してもそんな場所は全く見つからなかったのです。

それから数年後、私は全くの偶然から例の湧き水の場所を
発見することができました。
しかし、そこは住宅地の中に位置するいわば路地のような細い道で、
坂も団地のような建物も全く影も形もありませんでした。
東屋自体は記憶の通りでしたが、その周りの風景は私の記憶とは
全く違っていたのです。(もちろん、その数年の間に変わってしまったわけでは
なさそうでした。全く違う場所だと言うのがすぐにわかりましたから。)

私は当然混乱しました。それに、あの団地のような場所がどこだったのかも
気になっていたので調べていたのですが、突然手がかりが無くなった格好に
なってしまい、このことは全くの謎として今にまで残っています。

私が見たのは白昼夢だったのか、または疲れによる記憶の混乱だったのか・・・?
それとも・・・?

結局あれから一時期、私は自分の街をあちこち歩きまわって
それらしい所を探していましたよ(苦笑)
しかし、いまだにそれらしい場所は私の前に姿を現していません。
もしかすると、私が自分の町を遠く離れた別の町を訪れた時、
その風景に出くわすかもしれません・・・。
もっとも、当分はこの街を離れる気はありませんが(汗)

しかし、もしあの場所が”この世界の所ではない場所”だったなら・・・
私は今この場所にいることはなかったのではないか・・・、と考えたりもします。

ひとつ思い出しました。
確かその時タクシーの運転手に会ったような気がするんですよ。
確か、その人も水を飲みにやって来たんです。(挨拶しました)
しかし、見たのはそれだけで、特に団地(?)の方には
人どころか車一台見かけませんでしたが。
あと、もう1つ思ったのは、記憶がもうかなりあいまいになったせい
かもしれませんが、いま思い返してみるとなんとなく風景に違和感を感じました。
なんというか、遠近感がおかしかったというか、風景に不整合感があるというか・・・。
ちょっと違うかもしれませんが、例えるならスクリーンで遠くの映像を映してるの
を見たような感じとも言いましょうか・・・。