第14話 長崎原爆資料館の怪1 かおりん |
今日は最近の話を書きますね。2003年の2月の話です。 私は遠距離恋愛の彼がいて、2月に彼に会いに九州に行きました。 1日目は、ハウステンボス。2日目に長崎観光をしました。 前から行きたかった平和公園を巡り、予定していた長崎原爆資料館に行った時の事です。 工事中だったため駐車場がなく、道端に車を停めて資料館に向かって歩いていました。 たいした距離ではなく通路を回り込み下に下りるエレベーターに乗りました。 そのぐらいからなぜか急に体が熱くなってきたのです。 2月です。外はすごく寒いのに。 そして今度は体が、痺れように感じてきました。 気のせいかと思いエレベーターを降りて館内に入り、 順番に見ていくのですが背中の暑い感じと痺れはますますひどくなりました。 旅の疲れかなあとも思いそのまま見ていました。 すると彼が、「ここは、喉が異常に渇く、乾燥してるからかなあ・・・?早く行こうよ・・・」と出たがりました。 でも、私は、せっかく来たんだから、最後まできちんと見たくて、説明を読みながらマイペースで回っていました。 そのうちに体の暑さはなくなってきたのですが 今度はどう表現したらいいのか?動悸がして背中がぞくぞくするような、感覚がしました。 さすがにそのくらいになって、やっと鈍感な私もこれは、この場所のせいだって気づいたのです。 見れば、遺品だらけのこの場所でそういう何者かが彷徨っていてもぜんぜんおかしくないわけで・・・。 私はちょっとやばいかもと思って足早に出口に向かいました。 そのころはやたらに左腕が痺れて背中の産毛が逆立つようなぞくぞく感に見舞われていました。 彼を見つけて「出るよ」と言ったら「もう、喉が渇きまくり!!!」とふてくされていました。 館内から出て離れるにしたがって不思議なことに体の不調もなくなりました。 それと同時にあんなに喉が渇いたと訴えていた彼もいつのまにか 「もう良くなった。」と言って機嫌も直っていました。 やはり、霊的なものの影響だったのでしょうね。 |
第15話 長崎原爆資料館の怪2 管理人 |
原爆資料館にあるものの多くがいわば遺品なんですよね。。。 私が印象に残っているのは、 原爆が落ちたところにいた人が消失して玄関のたたき石のような所に黒い影だけが残ったというものです。 後年よく考えてみたら影じゃなくて人間の肉体のエキス、というかそんなものが染みついたということですよね。 恐ろしい話だと思いました。 かくも残酷な殺戮兵器が使われて今なお保持してる国があるということに信じられない思いです。 原爆で亡くなった人の多くが非常な喉の渇きを訴えていたようです。 資料館で喉が渇いたというのはそのせいなんでしょう。 亡くなった魂の冥福を祈りたいですね。 |
第16話 長崎原爆資料館の怪3 俊 |
同感です。昔は原爆資料館には死者の写真なども展示してありました。
母の話では原爆資料館のパンフに載っていた写真で食欲がなくなり、 夢に見そうなぐらいだったそうです。 今では奥に有るそうですがネットでは多くの中傷的な物が増えていますね。 私もグロイのが好きから始まりましたが、あなたの言葉に深く共感を抱き、 自分の愚かしさを感じ取る事が出来ました。ありがとうございます。 これからの時代、死に対する考えが甘くなる、もしくは麻痺してしまう のでしょうかねぇ。 すいません、脱線して。 |
第17話 長崎原爆資料館の怪4 管理人 |
そうなんですか。あそこにあるものはやっぱり非常に衝撃的ですよね。。。
百聞は一見に如かずで、持ち出して海外などでどんどん展示して回ったらいいと思うんです。 目をそむけないで人類の犯した罪をみんなして確認しなければ。 それで人の心があるなら核兵器を使おうという人はいないと思います。 どんなに洗脳されてもしてはならない所業だと忽ちわかりますから。 為政者だけが大事で、一人一人の命を軽んじる時代になったら最悪ですね。 |