第1話 アナザーワールドその1 スレ回りしてるケロッピ | |
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第2話 アナザーワールドその2 スレ回りしてるケロッピ |
溝っこに落ちないよう(けっこう深かったような・・・)家の壁に手をつけ、 足は隣の家側のどちら側も少ししか足の踏み場が無いので、 溝っこは腹の下です。 身体が斜めの状態で(説明しにくい・・・)そうやって向こう側へと行きました。 溝っ子を見ながらどんどん奥へといき、ふと横を見ると出口が見えてきました。 明るい日が差しています。「やった」と思い出口へえっさえっさと急ぎました。 やっとその隙間を抜ける事が出来、ちょっと広い道路に出ました。 今考えるとおかしい、その時はそんな事気づかなかったんですが、なぜかその道路 に出たときは夕方でした。 道路に出たのはいいのですが、そこはまったく知らない見たことも無い風景が 広がっていました。 家の近くなのは間違いない、迷子なのは確かなんですが いやいや、そんなことよりこんな風景は・・・それはなんと言ったらいいのか 変な建物や(なんと言ったらいいのやら)塔みたいな変な物宇宙船のようなもの その宇宙船に赤い夕日の光が照り返してなんともいえない風景でした。 驚きよりも完全に迷子になってしまった事への不安で、私は思いっきり泣き出し ました。 遠くになにやら人がいましたが、行く気が無いなぜならその人は人の形をした ロボットでした。簡単なつくりをした骨組みだけの・・・。 泣きじゃくっていると、そのへんな建物(家?)から、女の子が二人出てきました。 人間でした、同じ服(白いワンピース)で同じ顔どうやら双子のようでした。 そして二人同時に「どうしたの?迷子?」と私に聞きましたが、私はパニックで 何もしゃべれずただ泣いていました。 「何処から来たの?」とまた二人同時に聞いてきましたが、やはり私は、ぐおーっ と泣いて自分でも泣きを止められません。 「ここは違うから、早く帰ったほうがいいよ」「何処から入ってきたのか思い出して」 と言いその双子の女の子は変な建物に戻っていきました。 その双子の女の子が戻ったとたんに、私は泣き止みました。 見放された!と勝手に思い込んで家までつれて帰ってよみたいな気持ちでした。 |
第3話 アナザーワールドその3 スレ回りしてるケロッピ |
それからの事は、あまり覚えてません。たしかまた溝っこのある隙間を通って
帰ったような記憶がありますが・・・。 どうやって家まで帰ったのか気が付くとまたあの青空でした。 私が方向音痴になったのはそれからです。 夢だったのか、狸にでもばかされたのか、今となっては分かりません。 それから、またあの溝っこのある家の隙間を捜しましたが、とうとうみつかりません でした。 この出来事を最近思い出し、親父に聞いてみました。 「あの変に双子の女の子が住んでなかった。」親父「ああ、いたよ」 私が思っていたのと違う答えが帰ってきました。 「えっ・・・で?」 親父「で・・・って、お前なんで知ってんだ? お前が生まれる前にあそこの人たちは引っ越したと思うぞ居なくなったからな」 「え?だって・・・」それ以上はききませんでした。 そこには私の家はもうありませんが、帰ったときたまに通ります、やっぱり今でも 家々は密集して立ち並んでいますが、あきらかに昔とは違います。 あの体験で方向音痴になりましたが、いろんな物が見えるようになりました。 私が見たものは何だったのか、アナザーワールドでいいんでしょうか? あるとしたら、そんな世界があって迷い込んだのか、あの双子の女の子は・・・ 親父が言ってた女の子なのか。 懐かしい故郷とともに私の心に残っています。 長々とスイマセンでした。そして、乱文、誤字などいっぱいありますことお詫び します。 ご意見を頂ければ幸いです。 それではまた、書かせていただきます。 |