第41話 おでん みっこ
ある意味恐怖体験なんですけど、
前に食べたおでんの中にカブトムシの幼虫
らしきものが沈殿してたんですよね・・・
ンギョアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!
とかって叫んで、暫くはおでん食えんかった・・・(T■T)

第42話 ペット 管理人
昔親が熱帯魚が好きで飼っていました。エンゼルフィッシュというしましまの魚です。
あるとき小学校から戻ると水槽が煮えたぎってて、(さわってあちっ!と手を離すくらい)エンゼルフィッシュたちが白目をむいてぷかーーーーと浮いていました。サーモスタットが壊れていたのです。
トラウマになりそうでしたが、こりることなく縁日の金魚とか小さい緑亀を飼いました。
冬になり、なぜか「亀を冬眠させなければいけない」と強く思ってしまいました。そして水槽に砂を入れ、浅く掘って緑亀を埋めました。
春になってそろそろいいかなーと思って掘り出してみると・・・緑亀はひからびたミイラに。
第43話 ゴキブリの恐怖 911
昨日寝ようとした時に耳もとで「カサカサッ」ってゴキブリ音で思い出した。
昔やってた「スーパーテレビ情報最前線」のテレ朝版で「驚異の生物」みたいな特集でのトリを飾った話。

ある海辺のペンションに女性客が一人で泊まっていて寝静まった夜1時頃、女性は目が覚めて気付いた ー

           部屋一面「ゴキブリ」だらけ!!!

ホントに一面、天井から布団の上まで埋め尽くしていた。原因は前の客が置いていった食べ残し等の食品ゴミと、海辺という多湿って条件が揃ってだったと思う。
当時、CGとか無かったから画面に映ったゴキブリは全部本物だったと思う。
第44話 ワイン 管理人
Iさんから聞いた話です。
たしか場所は北海道、赤ワインで「土方歳三の血」と白ワインで「石川啄木の汗」というのがあるそうです。
なんだか飲む気がうせる名前だと思うんですが。
第45話 蟻の恐怖 911
バイト帰りの午前1時、彼は部屋の明かりよりテレビの電源を先に着けたそう。
そして服を脱いでいたが何かテレビの光量が足りない気がした、と。
画面を見てみると何やら黒いものが覆っていた・・・「アリ」だったそうです。
何でも前日にビール掛けをやって酔って寝ちゃったそう・・・馬鹿。
当然テレビだけに掛かってる訳は無く、そりゃ部屋中見事な大惨事だったそうで・・・大馬鹿。
第46話 サイコ!?その時覗いたのは・・・! アーク  

おばあちゃんを連れて、中国に旅行したときの話です。
アークはお風呂に入っていました。ところが、何気なく前方を見ていた私の視界に、

カーテンの端から垂直に覗く人の頭が!!!
心臓が踊り、思わず飛びのいたその時!!!!

母「おばあちゃん!!娘のお風呂覗いちゃ駄目でしょ!!」
アーク「ってうっうわあああ!おばあちゃんやぁああぁあ!!(ザバン!!!)」

カーテンの端からしかも垂直に覗かれたら、誰だって怖いです。以上、どきどきした恐不体験でした。

第47話 恐怖のマンション 匿名
瀟洒な分譲マンションが建ちました。やっと手に入れた憧れのマイホーム。住人たちはこれから長いローンを頑張って払って行こうと決意も新たにしていました。ところがしばらくしてから部屋に次々と異変が起こり始めました。部屋がみしみしいう、天井裏から異音がする、窓がある日突然ぱりーんと割れる、住人たちのほとんどがなんらかの被害に遭いおかしいということになりました。それでも皆さっぱり原因がわかりません。「ここでなにか事件か事故があって心霊現象が起きているのでは?」と疑念を抱いた住人が聞き込みを始めました。町内の古今住人を探し「部屋が鳴ったり窓が割れるんです。ここは以前なにか事件か事故でもあったんじゃないでしょうか?」答えは「いいえ、そんなことは聞いたことがありませんよ」・・・聞き方が問題でした。「ここは以前なにがあったんですか?」と聞けばよかったのです。都会の人は親しくない人には余計なことを言いません。ここは以前湖があって、マンションはその上に土を盛って建てられていたのでした。
第48話 喋る人 としばん 

ある商店街アーケード。
普通の初老の女性が大きな声で立ち話をしていた。

(自動標準語変換)

「そう、そう、そうなのよ、あの人そんな人なのよね。気にしないのが一番よ」

「あら、あっちの方が安いのに」

「もう行くの?じゃあね」

「うん。うん。わかったわよ、気を付けて」

「じゃあね、はい、はい、バイバイ、バイバーイ・・・」

内容から女性同士が立ち話をしているかと思った・・・が、その女性の話相手の声が全然聞こえない。
・・・・・・・・
相手はいなかった。

その女性は始終、何もない空間に向かって世間話をしていたのだ。

見ると、数10メートル先でも同じように空間に向かって話をしている。

本当に、相手がいるように。

後日、その人が商店街の名物おばさんだと知った。

第49話 マンホールその1 聞いた話 
マユミという名の女子高生が学校に向かって歩いていました。
いつもと同じ時間に、いつもの道をいつもと同じ速さで歩いていく。
すると、ふと目の前に同じ学校の制服が見えた。近づいていくと、それは同じクラスの生徒で、
しかもいつもいじめられている女の子だ。クラス全員が彼女をイジメていた。
先生もイジメを知りながらも見て見ぬふりをしていた。
女子校なので、結構エグイことをする。無視をする時もあれば、
使用済みの生理用品を机の上に置いたりなんてこともあった。
マユミちゃんも、特に彼女を憎らしいと思ったことはなかったが、
自分だけイジメをしないわけにもいかず、周りにあわせて、
無視やひどいことを言ったりしたりしていた。
だんだん近づいていくと、いじめられっこの彼女がとっても嬉しそうな顔をしているのが見えた。
幸せそうな笑顔で飛び跳ねている。
マユミちゃんは、その姿を不思議に思いながらも彼女のすぐ近くまで来た。
彼女はマンホールの上で跳ねていた。とっても幸せそうな顔をして、
なぜか「九、九、九…」と言っている。
「何してるの?」尋ねてみた。
しかし、彼女は返事をせずに「九、九、九…」といいながら跳ねている。
「無視してんじゃないよ」今度は口調を強めて言った。
しかし、彼女は返事をしないで、相変わらず同じことを続けている。
第50話 マンホールその2 聞いた話 
今まで、特別に彼女を憎らしく思っていなかったが、嬉しそうに、
しかも自分を無視したことで、何か急にとてつもなく強い感情が湧き起こってきた。
しかし、それを抑え込んで、「なんで、そんなことしてんのよ?」もう一度尋ねた。
それでも、彼女は何も聞こえないみたいに嬉しそうに跳ねている。
ここにきて、マユミちゃんの中で今までと違った感情が生まれた。
ひょっとしたら‘マンホールの上で数字を言いながら跳ねる’ということは
とっても楽しいことではないのか、そんなことを思った。
バカらしいとは考えつつも、微かにそんな思いが頭の中をよぎった。
複雑な思いに戸惑いを感じながらも、
とにかくマンホールの上で楽しそうに跳ねる彼女の邪魔をしたくなった。
いじめられっこの彼女がなんでこんな楽しそうにしているの、なにか納得できない、
そんな感情に身を任せ「ちょっと退きなさい。私がやるから」そう言って、
強引に彼女を押しのけ、マンホールの上に立った。
足をわずかに曲げ、すこし腰を低くしてから思いっきり上に跳びあがる。
その瞬間、となりに押しのけられた彼女がすばやく渾身の力でマンホールの蓋を取った。
マユミちゃんは真っ直ぐマンホールの下に落ちていく。
彼女は蓋を閉めて、とっても幸せそうな顔で、再びその上でジャンプして、
今度は「十、十、十…」と言いはじめた。