第1話 霊感体質 かほり
はじめまして!
私はここにくるのは初めてで皆さんの話を聞いてて(読んでて)私の話も聞いて欲しくなりました。
私は昔からよく幽霊を見たりします。
小さい頃はあまり気にしなかったのですが、
年が大きくなるうちに、私の周りが何かおかしなもののような気がしてならなくなったんです。
部屋で一人でいれば、風もないのにカーテンが開き、
一人でテレビを見ていると勝ってにチャンネルが変わったり。
留守番してると階段に何もないのに水がしみこんでいたり・・。
どれも、マンガなどでよくありそうな話ですが、事実です。
幽霊が見えたりするのは、朝方パッとフイに目がさめる時などです。
私の事を見下ろしていたり、微笑みかけてきたり、
あるいはおぞましいくらいに私をにらみつけてきたり。さまざまです。
こんな体質嫌で嫌で仕方がありませんでした。
でも、最近はきっと私に何か呼びかけているのでは?と思うようになってきました。
でも、深入りはしません。私なんかでは、何もできないのをちゃんと知ってるからです。
あまり深入りするのもよくはないと思います。皆本当は伝えたい気持ちがあるだけなのですから・・・
第2話 霊感体質2 知己
初めまして。
私もちょっと変な体質してるんです。
幽霊を見ることが出来る友達がいるんですよ。
で、そのコと喋ってるときにすっごく気持ち悪くなってきて。
それに肩がやけに重いんですよ。
そしたら友達が「今後ろに立ってて、肩に手を置いてるよ」って言ってきたんです。
それからも家の近くにある、幽霊の出る公園に行くと気持ち悪くなったり、頭痛がしたり・・・。
最近では他の人に聞こえない音が聞こえるようになってしまって・・・。
そんなに深刻なコトではないのでいいのですが、やっぱり少しキツイですね。

第3話 城の資料館  富士
はじめまして。私は現在、真剣に悩んでおります。
地名は伏せてほしいのですが、××県
の××町の役場職員です。
町が建てた戦国時代の城を再現した資料館に勤務しております。
展示している着物、鎧、調度品などはすべて当時の本物です。
おまけにここは等身大の人形まで置いてあり、これがなぜか非常によく出来ているのです。
現場で働く私に言わせれば、こんなところにまでお金をかけなくてもよかったのにと思う事しきりです。
ここは開館した当時から出るという噂が絶えなく霊感など無縁の私でさえ時々嫌な空気を感じておりました。
そして先日とうとう、帰り際にこの世のものとも思えぬ叫び声を聞いてしまったのです。
この春の人事異動はなし、今年もここに勤めなければならないと思うと本当に恐ろしく、
身の危険を感じため息が出るのです。どうか身を守る方法をお教え下さい。
第4話 幽霊 nai
幽霊の異常な振る舞いを説明するにあたり、ハイネは、人間が幽霊をこわがるのと同様、幽霊のほうでも人間をこわがっているという、誰だかが巧みに思いついた説を持ち出している。だが、私自身が幽霊について経験したいくつかの記憶を基にして作製した、両者の足の速さの比較一覧表からあえて判断すれば、必ずしもそうだとは言えない。
幽霊の存在を信ずるとして、ここに乗り越えることのできない障害が一つある。つまり、幽霊は裸姿で現れることが決してなく、現れるとすれば、いつもきまって経帷子を着ているか、あるいは「この世にあった時の服装」(シェイクスピア『ハムレット』第三幕第4場からの引用)をしているか、そのいずれかであることである。そうだとすると、幽霊の存在を信ずることは、死者には、肉体が完全に消えてなくなった後でも、自分自身を人の目に見えるようにさせる力があるばかりでなく、織物にも、同様の力がそもそも初めから宿っていることを、信ずることになる。もしかりに機(はた)から作り出された代物にそんな働きがあるとして、そのような力を行使するのは、一体いかなる目的からなのだろうか。それからまた、着物の化け物が、中身の幽霊を欠き、着物だけで時に出歩くといったことがないのは、一体どういうわけなのだろうか。これらは、意味深長な謎である。何となれば、これらの謎は、言ってみれば、地中深くその手を差し伸べ、繁茂しているこの信仰なる木のほかならぬ太い根をひっつかんで、これを激しく揺さぶらないではおかないからである。


 
第5話 百物語 利根川イカデビル
昔、百物語のサイトあったの知ってます?
皆が、それぞれ恐怖体験をカキコカキーコしてくサイトだったんだけど・・・
普通の人は10話ぐらい読むとなんか、影響があるってのに、
にょ?知らずに50話ぐらい読んじゃったのヨ。しかも、一晩に・・・
やっぱ、読み進んでく内に部屋の空気が変わったのには気づいたケド、そんときは無視したのネ。
で、それから霊障らしきのが始まっちゃいマシタ。(今は払ってもらったからダイジョオーブヨ)
まず、買ってわずかに一ヶ月のタイヤの溝がすべてなくなり、雨の日にスリップして死にかけました。
うそ臭いですけど、ホントです。にょ?だって、未だに信じられマセンヨ。
で、おかげでうちのPCもキョドルよーにナッチマイマシタ。まじで、テレビとかで怖いの始まるとラップ音たてんですよ。ヤツ。・・・キノマヨイ?
文にするとあまり怖くないですネ。でも、試すのはオススメしません。マズイです、あれ。
にょ?

第6話 霊魂 マクレーン
こんにちは、実は昨日寝ている時霊が自分の顔の上にいるのが分かったんです。
怖くて目は開けませんでしたが。
すごい怖かったです!
第7話 パニック 天界サマ
4〜5年前です。夜寝ていると何かの気配がしたので、目を開けて見ると誰か知らない人が立っていたのです。
その人は自分の方を見ながら薄ら笑いをうかべていました。
なんかの拍子にふぃっと消えてしまいました。
それ以来気配がしたり声が聞こえたりします。そして姿は見えないけど居るのが分かるんです。最近。
第8話 怪奇車庫1 りゅう 富山県 男性
富山県の東部地方に俺は住んでるんやけど、
そこの山の中に天体観測ができる場所があるのね。
その近くに田植えとかに使う機械を収納している車庫みたいのがあるんだけど・・・。
そこにはなんか強い霊がいるって噂・・・聞いたことあるの。
んで、今日(8/16)さっき(午後1時30分頃)そこに行ってきたのね。
やばかった・・・。
まず、そこの地形を説明するね。
そこは扇状地になっていて両側に川(小さいけど)があ
る。
んで、そこはちょっとした谷になってて、昼でもやばい霊がいっぱい俺の方をみてたよ。
それも「近づくなー」とかいいながら。
で、目的地に到着。
そこには壊れて動きそうにないバスが1台止まってて、
中には誰かがいそうな気配はない。
だけど、明らかに自殺者を思われる人がいたよ。
この人が後ですごいことを引き起こしてくれるんだけど・・・。

で、その車庫の中に入ろうとしたのね、
だけど鍵がしまっててはいれなかったの。
しばらくまわりを検索してて、
中から強いものが感じられたからもう1回扉の前にたったよ。
そしたら・・・鍵開きましたよ。中から。
俺・・・招かれた客みたいに。
で、中に入ると機械がたくさんならんでて隣には休憩するために四畳半ほどの部屋があったんだ。
そこに・・・


第9話 怪奇車庫2 りゅう 富山県 男性
ゆのみがおいてあったのね。
それも、あたたかい液体がはいったものが・・・。
もちろん、俺がいれたわけじゃないし、
最近使われた形跡もなかった。
そのゆのみはひとつ。
俺のために用意されたみたいに・・・。
ぽっとにはあたたかい液体ははいってなかったし・・・。
横倒しになってたし。
あたたかい液体はもちろん飲んでない。
お茶みたかったけど。
で、俺はそのお茶の前に座ったのね、
疲れてたから。
そしたら、後ろから背中を押された感覚がして、
そのあとは筋肉のけいれん。
その液体をのまされそうになったよ。(正確にはあやつられたような感じ)
そのとき、前に人の気配がしたの。
集中してみると、確かにそこの土地を守ってる人だった。着物姿の女の人だったよ。
ちょっとその人をみたら急に怖くなっちゃって・・・
その部屋をでました。
なんかその人ほんまやばい雰囲気もってたのよ・・・。
んで、その行為が悪かったみたい。
扉を出た瞬間に鍵がしまったよ。
で、自転車にのって帰ろうとしたとき・・・
バスから自殺者と思われる霊がついてきちゃったよ。
でね、実は今も後ろにいたりするんだ。
さっき、清めるために水をタオルにしみこませたんだけど、
水をしみこませたタオルが赤くなっちゃって・・・。
今はなんとか守ってもらってる。
けど、やばそうだから自分でなんとかするつもり。



俺は昨日、あのあと寝たんだけど・・・。
で、起きて体を見るとあちこち「みみずばれ」っぽくはれてる。
くじられたような感じで1本背中に長くなってる。
もちろんこころあたりはないけど。
あとは足に2本そういうのがある・・・。
霊力はかなり弱まったみたいだけどまだ怨みがあるみたい。
取り除くこともできないっぽいからしばらく耐えますわ。。。



第10話 はりめぐら 管理人
前ですが、なんだかうちの家全体が狙われていると感じ、漠然とおののいていました。
親に言っても「気のせい」。
そこで自分が戸締りに厳重注意することに。
もちろん結界ははりました。さらに霊的な罠めいたものまで庭に作って仕掛けるという念の入れよう。
日をおかずして、早朝庭先に、尾篭な話ですが巨大な脱糞を発見。
よく泥棒が盗みに入る前の緊張から・・・と聞きます。
「気のせいかもしれないけど、こんなもんあったしうち泥棒に入られかけたんじゃない?」
今までこのようなことは一度もありませんでしたが、
親は見てくれることなく「それは犬のもの」と決めつけてしまいました。
そのままにしておけないので土に埋めました。


そしてすぐに、狭い範囲の近所を次々と泥棒が荒らし始めたのでした。
遠くに行ってもよさそうなものを、なぜか近所ばかりがぐるぐると荒らされるので警察官は夜毎巡回していました。
おそらく刑事さんの張り込みも行われていたことでしょう。
夜中かと思うと昼間の空き巣、外に置いたままの車上狙い、家人がいる時いない時、
大胆にして繊細、意表をつく手口でかなりの被害が続出し、
(失礼ながらありそうに見えない家にも狙いをつけて大金を奪っている)かなりの知能犯で、勘がいい、
という印象を受けました。
警察が入れ替わり立ち替わり聞き込みに来ましたが、結局犯人は捕まりませんでした。
でも泥棒はろくな目にあってはいないでしょう。もしあれが犬でなかったのならば・・・。

以上の管理人の話、偶然と思い過ごしだと言われればそう言えなくもない話です。